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「終戦の日だけじゃない」 上皇さまが玉音放送を聞かれた御座所 公開続ける「ましこ悠和館」(25/08/15)
80年前の8月15日、昭和天皇が太平洋戦争の終結を告げる玉音放送を行いました。上皇さまが皇太子時代に学童疎開で訪れ、この放送を聞かれた施設が、益子町に残されていて、平和の尊さを考える場を提供しています。

こちらは、益子町にある「ましこ悠和館」です。

この施設は、1882年・明治15年に日光市で「南間ホテル」の名前で創業し、2019年に益子町に移築・改修されました。

日光市に学童疎開をしていた、当時11歳の皇太子だった上皇さまが、80年前の8月15日、2階のこの御座所で玉音放送を聞かれました。
上皇さまは備え付けのラジオの前で正座をし、じっと放送に耳を傾けられていたといいます。

御座所は、現在は一般公開されていて、当時を再現するように、玉音放送を聞くことができ、戦争の愚かさと平和であることの素晴らしさを考える場所を、提供しています。

また「ましこ悠和館」では御座所と合わせて、平和を訴えるギャラリーの展示を行っています。

ましこ悠和館の星宮容子さん:
「今日だけが平和を考える日ということではなく、日ごろから平和についてもう少し深く考えなければいけないですし、そういう平和について考える身近な場所として、皆さんに利用していただけるととても嬉しいです」

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