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宇都宮市が「データセンター」誘致へ 2026年4月から民間事業者を公募(25/12/16)
宇都宮市は、相野沢町にある超高圧変電所の南側に、情報処理施設「データセンター」を誘致することを決め、2026年4月から民間事業者の公募を開始します。宇都宮市がデータセンターを誘致するのは初めてです。

候補地は宇都宮市相野沢町の、東京電力パワーグリッド新栃木変電所の南側のおよそ37ヘクタールです。新栃木変電所は、県内の再生可能エネルギーも集まる超高圧変電所で、最大供給電力は400メガワットが可能です。

データセンターは、大量のデータを処理、保存、管理するサーバーやネットワーク機器を設置し、安定的に運用する、デジタル社会を支える基盤施設です。これまで東京圏や大阪圏に集中していましたが、政府が6月に、災害リスクの低減など目的に、地方に分散する方針を発表しました。

宇都宮市は6月に、資源エネルギー庁から候補地への誘致の検討を依頼され、調整を進めてきました。

候補地は、変電所から電力を安定供給できることや、浸水想定区域などの指定がなく、災害リスクが低いエリアだということです。

市によりますと、データセンターができると固定資産税の増収や雇用機会の創出など波及効果が見込まれるということです。

市は2026年4月から民間事業者を公募し、年度内に事業者を決定。2027年4月から選定した事業者・栃木県と協議、調整に入る予定です。その後、早ければ2029年から、事業者による用地買収や造成工事に着手したい考えです。

県内では、NTTグループが、栃木市内の産業団地にデータセンターの設置を決めています。

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