新加入アナウンサーからあらためてご挨拶

猛勉強の日々 松村優花


 『イブ6プラス』って、すごく面白い番組だと思っています。番組が掲げるのは「セッション」。出演者が入れ代わり立ち代わり、巧みなトークで県内の情報を遊び心たっぷりに伝えるさまはジャムセッションのよう。初めて番組を観たときは、果たして自分がこのテンポについていけるのだろうか・・・と震えました。

 実際に今は、言いたいことがあってもタイミングを掴めなかったり、話を振っていただいているのに反応が遅れてぎくしゃくしてしまったり、番組を盛り上げるどころか足を引っ張ってばかりです。皆さんに進行しやすいよう流れを作ってもらい、居場所を作っていただいてなんとか番組をこなす日々。温かい方々に囲まれながらお仕事できている環境をありがたいと感じる一方で、皆さんが帰った後のスタジオで泣いた日は数知れず・・・。毎回放送後につけている反省ノートはもう、一冊目が終わってしまいそうなくらい、できなかった悔しさが積もる日々です。

 でも、このままではいられない!と、猛勉強を続けています。まずはテレビでもラジオでも、面白いトークをどんどん書き起こして、表現やテクニックを学ぶ。書き出してみれば、心に残るトークにはたくさんの法則が見つかります。それを毎回ひとつでも放送で実践する。そして栃木の文化や話題を知り、ゲストが出演する番組は他局のものもできる限りチェックして、人柄を知り、伝えたいという思いを高める。

 こうした積み重ねの先に、思い描く目標があります。それははじめて出演する人も、私がいたら楽しくなってたくさん喋ってしまう・・・そんなアナウンサーになることです。ゲストの皆さんが何を話しても受け止められる安定感、いざというときには話題を変えたり、話を切り上げたりできる判断力、これが話したかったというところにうまくトスを上げられる質問力など、たくさんの要素が必要だと思います。

 理想に対して今の自分はとても遠いところにいると感じますが、もっともっと楽しい時間をお届けできるよう精進しますので、今しばらく見守っていただけたら嬉しいです。



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