2020年05月31日(日)のニュース
県内有数の観光地、那須町にある那須ワールドモンキーパークが30日、営業を再開した。4月8日から臨時休業していて再開は約1か月半ぶり。当面は週末と月曜日のみの営業で、7月以降をめどに通常営業を再開したい考え。営業再開にあたって入場時にマスク着用や手の消毒をお願いし、園内の消毒を徹底。また園の売りの一つ「動物との触れ合い」は感染リスクを考慮して、屋内施設での動物との直接の触れ合いは自粛している。しかし目玉の「サルへのえさやり」は柵越しには可能。少しずつ日常の風景が戻ってきている。
拝観停止中の日光二社一寺(日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社)は、6月1日から拝観が再開される。4月14日以来の拝観再開で、このうち日光東照宮では券売所やお守り授与所などにビニールカーテンを設置。拝観券受け取り場所にはフェイスシールドを装着した警備員がビニール状の囲いから券を確認するなど、万全の対策で臨む。御朱印受け渡しは紙での書き置きのみ、おみくじや手水も当面の間閉鎖となるが、境内が新緑に輝く中、約1か月半ぶりに参拝者を迎える。
6月1日から栃木県の外出自粛基準が「ステップ0」から「ステップ1」に移行し緩和される。県民の県をまたぐ移動は原則緩和され、5都道県(東京、埼玉、千葉、神奈川、北海道)に対しては慎重に行うことが条件。学校も1日からは通常登校となる。私たちの活動、行動範囲が確実に変わり、引き続き感染防止対策と慎重な行動は重要だ。31日の宇都宮市・オリオン通りも人出がさらに戻り、JR宇都宮駅前には旅行用キャリーバックを引いている人も見かけるようになった。街行く人からは「1日から生活リズムを取り戻せるか不安」「1人1人の節度を持った心がけがこれからも必要」といった声が聞かれた。人の移動が増えて活気が出る半面、第2波への不安も聞かれ、「しばらく県またぎの移動は控える」という意見もあった。