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小山の乳児殺害遺棄事件で初公判 起訴内容を一部否認

小山市で出産したばかリの乳児2人を殺害し遺棄したとして殺人などの罪に問われた女の裁判員裁判の初公判が、1日に宇都宮地方裁判所で開かれ女は起訴内容の一部を否認しました。

殺人と死体遺棄の罪に問われているのは住所不定の無職、伊藤七美子被告(38)です。

起訴状によりますと伊藤被告は2022年6月、当時住んでいた小山市の自宅で出産した女の子の首を絞めて殺害し近くの民家の敷地に遺体を遺棄したとしています。

また、2023年7月には出産した男の子の頭を地面に複数回打ち付けて殺害し、近くの民家の敷地に遺体を遺棄したとしています。

1日に開かれた初公判で伊藤被告は起訴内容について女の子の殺害については「全く違う」と否認し男の子については認めました。

検察側は冒頭陳述で、「金銭的な余裕がなく交際相手や家族に知られたくないと考えたため殺害した」と指摘しました。

一方、弁護側は「被告は女の子の出産後に意識を失い、目覚めたら赤ちゃんが自然死していた」と主張。

軽度の知的障害がありいずれも当時は心神耗弱だったと訴えました。

裁判の判決は来年1月15日に予定されています。
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