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とちテレ

とちテレアナウンサーブログ

2021年03月11日(木)

震災10年 支援のかたち

左から、菊地さん、川端さん、私のいま

左から、菊地さん、川端さん、私のいま

8年前の菊地さんと…「若いね」だって

8年前の菊地さんと…「若いね」だって

建物は那須野ヶ原青年会議所寄贈

建物は那須野ヶ原青年会議所寄贈

遊具 文字通り「進化を続ける」施設だ

遊具 文字通り「進化を続ける」施設だ

山元町の慰霊碑 いつまでも忘れません

山元町の慰霊碑 いつまでも忘れません

震災から10年ということで
とちテレ報道部はさまざまな特集を
放送しました。

私は8年前の2013年に取材した
宮城県山元町「みんなのとしょかん」の
今を取り上げました。

「みんなのとしょかん」は
足利市の川端秀明さんが中心になって
全国から本の寄付を受け、
被災地に図書館をつくるというもの。

被災地の人は当時「集まれる場所」が欲しいと
思っていました。
一方で被災地支援を考えた時に、川端さんは
地元の実情に合わせるために、さらに
「やるものがあることで心の支えになる」と
運営をすべて地元で行うシステムにしました。

8年たって、としょかんは進化。
コンテナハウスの建物に基礎工事を行って
正式建築物にこの春登記予定。
周辺には遊具、集会場、畑までできている。
追悼行事をはじめイベントを多数開いている。

・・・何だろう、
私はここに来るとワクワクするのです。

8年間管理をしている菊地慎一郎さんに聞くと
被災されて10年、さまざまあったと思いますが
そのことを隠している感じもしない。
楽しんでとしょかんに関わっているのが
伝わってくるのです。
他の皆さんも、実に朗らかで一途。

8年たって「次の10年をどうするか」を
川端さん、菊地さんが話し合う場面を拝見しました。
「次の世代もやっていけると思う」と話す
菊地さんの声は、それはそれは強いものでした。

川端さんは
「としょかんは、集まれる場所を自ら育て
自分たちで実を結んだ。
実は、少子高齢化の地方が取り組むべきことを
やっている。
被災地を支援する思いだけだったのが
逆に学ぶことが非常に多かった」と話します。

施設を作る、維持するには経費がかかる。
運営する人の力も必要、高齢化も進行している。
何より心の支援はこれからも必要。
きれいごとばかり言えません。

支援する側が逆に「学び」で支援を受けるという
フラットな関係。
としょかんがこれからも
続いて「いきそう」な雰囲気を感じるのはなぜか。
本当の支援のあり方がここにありそうな気がします。

とちぎテレビ
飯島誠

2021年01月09日(土)

年頭に聞いた “人生は「今」の連続”

今年初めの特集企画は
東京五輪の代表権を獲得した
自転車・宇都宮ブリッツェンの
増田成幸選手にお願いしました。

2年連続の新春一番手です。
テーマは去年も今年も五輪。
まさかこんな展開になるとは。

五輪も重要な話でしたが
私はどうしても増田選手に
新春に話が聞きたかったのです。
それは「逆境に立ち向かう力」、
コロナ禍の今だから年頭に聞きたい。

増田選手はファンの間で
「不死鳥」と呼ばれています。
レーサーとして日本を代表する選手は
レース中に何度も大けがをし、
選手生命にも影響が出る難病にもなり
その都度、はい上がってきました。

東京五輪選考も苦難だらけ。
当初は代表権圏内の2位をキープしていましたが
コロナの影響で国内レースがすべて中止、
海外レースが復活しても参加できずに
どうすることもできずに圏外の3位に転落。

無念の日々を送ってもあきらめなかった中
奇跡のようにスペインのレースに参戦し
たった1レースだけのチャンス、
選考期間ギリギリの5日前に
わずか1.8ポイント差で大逆転。
五輪出場権を手に入れたのでした。

率直にその思いを質問すると
「やり場のない気持ちと戦っていた」と
話してくれた増田選手。
乗り越えられたのは・・・

「人生は『今』の連続。
『今』一瞬に集中した」。

今この時を自分と向き合い
今できることを全力で取り組んだと言います。
簡単そうに聞こえますが
自分は、できるだろうか。

やっとの思いで勝ち取った五輪代表ですが
五輪そのものができるかどうか
今もって不透明です。
増田選手にしてみたらさらに逆境が続くのです。

増田選手は
「五輪が中止になったら、それはそれで
しょうがないです」と話しました。
衝撃を受けました。
一番出たいと思っている人が
現実を受け止めていました。

だからこそ、彼の言葉
「五輪に向けてどれだけ頑張っているかを
伝えたい」が、私には重みを感じました。

とちぎテレビ
飯島誠

2020年12月31日(木)

交わしたこと

2020年12月31日の夕陽

2020年12月31日の夕陽

富士山

富士山

仕事納めのスタジオ

仕事納めのスタジオ

来年もよろしくお願いします

来年もよろしくお願いします

今年最も記憶に残る言葉、
ある高校スポーツチームの主将が発した
「この1年間を返してほしい」。

私は今年の仕事納めの日に
栃木で「特定警戒」が発表されました。
返してほしいと願っても願っても願っても
新型コロナは今年最後の日も進行形です。

2020年が暮れていきます。
ウイルスとの闘い、そして
自分を律するという闘い。
なんとかこの日までたどり着きました。

この1年、取材をしていて思ったのは
自分でできることを精一杯やる人は
とてもかっこいいということです。

前述の主将は
たった1回の大会、最後の最後まで
戦い抜きました。
あきらめない姿勢は
「返してほしい」の言葉以上のものを
伝えてくれました。

2020年の太陽は
あっという間に沈んでいきました。
撮影していると横から
「ここからよく見えますよ」とひと言。

大きなカメラを持った人のもとに向かうと
「あそこに、ほら…」
木々の隙間、ほんのわずかなところから
あ、富士山。

ピンポイントの場所、
「邪魔になっちゃうかな…」と
わざわざ三脚を移動してくれて。
太陽はどんどん沈んで暗くなるのに…

グッと来た。「あー、これだー」と。
会話を交わすことがこんなにうれしいのかと。
「ありがとうございます」と返した言葉が
伝わればいいなと。

明日も太陽は昇ります。
富士山もあります。
言葉が自由に交わせる日を夢見て。
今年1年、ありがとうございました。

とちぎテレビ
飯島誠

2020年11月06日(金)

祝ドラフト1位!入江大生投手

ドラフト1位指名後にこの表情

ドラフト1位指名後にこの表情

10月上旬ドラフト前取材にて

10月上旬ドラフト前取材にて

10月26日にプロ野球ドラフト会議、
横浜DeNA1位指名の入江大生投手の
単独生中継をお伝えしました。

4年前の作新学院で甲子園3試合連続本塁打、
夏の大会54年ぶりの全国制覇に
大きく貢献したのは記憶に新しいところ。

明大に入ってからは
強い意志で投手に復帰しエースに。
1位指名に表情を変えなかったのは
「大学の仲間が指名を待っていたから」と
会見後私にそっと語ってくれた、その人間力。

大学の合宿所、食堂が記者会見場でしたが、
会見の喧騒が落ち着いたころ彼はふらっと現れ
ご飯を作ってくれる合宿所の女性とハイタッチ。
「よかったねー」「ありがとうございます」。
合宿所での普段の生活が見えた瞬間でした。
女性に話を聞くと
「普段から生活態度が素晴らしい。他の模範。
プロに入れるのも納得よ」とまさに母心。

地元、栃木が大好きと話す入江投手。
合同会見で「栃木の皆さんにメッセージを」と問うと
「残念なことがあります」といきなり。

おめでたい席で「ん?」と慌てていると、
「栃木県が魅力度ランキング最下位ということで
これからどんどん栃木をアピールできるように
頑張ります」と在京記者の爆笑を誘う。
栃木の私は「よっしゃー」と思う。

とちテレだけの生中継は
プロでの目標、小針監督への感謝、
ふるさとへの思いなどを
楽しく、ありったけ話してくれました。

中継が終わった後、居合わせた仲間に向かって
「プロになれたよー」。
心から絞り出した言葉に
鮮やかな色がかかっているようでした。
満面の笑顔とともに、忘れられません。
小3からの夢、叶えられる人はほんのわずかな中
練習に励み、祈るように待っていたのでしょう。
活躍をふるさと栃木から応援したいと思います。

とちぎテレビ
飯島誠

2020年11月03日(火)

春高バレー コートに足跡を残した

無観客でも試合は熱い

無観客でも試合は熱い

男子の解説鈴木清隆さんと

男子の解説鈴木清隆さんと

鈴木さんお疲れ様です!

鈴木さんお疲れ様です!

女子の解説福田舞さんと

女子の解説福田舞さんと

初の解説福田さんありがとうございます

初の解説福田さんありがとうございます

自粛、中止、自粛、中止・・・
このブログを振り返って見ても
色のない時間を過ごしてきたんだなと
ため息が出ます。

春の高校バレーの県大会、
10月31日に準決勝までが、
11月1日に決勝戦が行われました。
無事に、開催されました。

準決勝までは無観客でした。
保護者の皆さんは会場の外にいました。
私も子を持つ親のひとり。
複雑な気持ちでした。

「3年間の最後の試合が見たかった」
「今年度、1試合も見られず終わって残念」
ただ、聞くしかありませんでした。

選手にも話を聞きました。
決勝前、全員に2つの質問を必ず聞きました。
ひとつは「自粛期間はどうしていたのか」。

何もできない無念さと
自分なりに練習したことを語ってくれました。
失礼ながらビックリしたのは
「練習は毎日?」の問いに「はい」と答える
高校生のとても多かったこと。

ある選手は、監督のSNSに
その日の練習を報告していました。
見せていただきました。
おそらく20行くらいは書かれていたと思います。
それが、毎日です。

もうひとつの質問は
「バレーをやっていてよかったか」。
これは全員が「よかった」と答えました。

仲間と励まし合っていたこと、
小学生から生活の中心、成長とともに
バレーがあった。
この学校でやっていてよかった。

今年は宇都宮中央女子に代表されるように
3年生が数多く大会に残りました。
「区切り」とは思っていませんでした。
試合に勝ちたいという一心でした。

技術面では厳しいと話した監督もいます。
スポーツを感情で語っては
いけないのでしょう。
残るスコアも接戦には見えません。

しかし私は、
困難を乗り越えて
仲間とともに最後まで戦い切った
「強い」チーム同士の対戦だったことを
ずっと忘れないでおこうと思います。
選手はコートに確かな足跡を残しました。

とちぎテレビ
飯島誠

2021年11月
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プロフィール

飯島 誠(いいじま まこと)

■氏名:
 飯島 誠(いいじま まこと)
■誕生日:
 5月22日
■出身地:
 栃木県小山市
■趣味:
 鉄道旅行、「ウチのメダカ」の飼育
■特技:
 話し相手の地元の話に強い(合わせられる)
■モットー:
 ゼロから。
■好きな...

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