リンゴ病 栃木県内全域で警報レベルへ 医師に理由と対策を聞く
今月6月15日までの1週間に栃木県内の定点医療機関で確認された感染症のうち、リンゴ病の報告された数がすべての地域で警報レベルとなっています。流行が続く理由や対策を医師に聞きました。
伝染性紅斑、いわゆるリンゴ病は子どもを中心に発症しています。10日から20日程、潜伏したのち発熱など風邪のような症状が現れ頬などに赤い発疹が出るウイルスによる感染症で妊婦が感染すると流産や死産につながる恐れもあります。
6月9日から15日までの1週間に県内の定点の医療機関で確認されたのは119人でした。前の週から75人減り2週ぶりに減少したものの依然として、県内6つの全ての地域で警報レベルとなっています。
※1定点医療機関あたり
今週=4.41人
1週前=7.19人
2週前=5.63人
3週前=6.19人
4週前=7.56人
また、国立健康危機管理機構によりますと今月8日までの1週間に全国およそ2千の小児科の医療機関から報告されたリンゴ病の患者の数は1つの医療機関あたり2.28人と現在の方法で統計を取り始めた1999年以降、最も多くなりました。
宇都宮市桜にある「さくらがおかクリニック」の依田祐輔院長はリンゴ病の流行が長引く理由の1つに「頬などに赤い発疹が出るのは治りかけの時期なのでそれより前の発熱などの症状が現れたときに注意が必要」だと指摘します。
(さくらがおかクリニック依田祐輔院長)
一般の方は頬が赤くなったら病気になったと認識している方が多い。うつらなくなってから病院へ来てどうしましょうかという相談が多い。現実的にはその前の段階で微熱があったりするときに幼稚園や学校でマスクをするとか必要に応じてはお休みをするというのが本来はしたほうが感染の拡大予防にはよい。
またもう1つの理由に「抗体をもたない人の増加」も考えられるということです。
(さくらがおかクリニック依田祐輔院長)
新型コロナが流行した4年5年の間に他の感染症が大幅に減っていた。みなさんがマスクをしたり手洗いやうがいを日常的に行って熱があれば学校に行かない会社に行かない様々な疾患が減っていた。逆にその間に感染を受けなかったことで抵抗を持てなかった抗体を作れなかった方も多くいることがリンゴ病を広めている要因の一つでは。リンゴ病は1度かかると生涯免疫力・抗体を持つことができる。終生免疫を得られる疾患の一つなので今まで抗体を作れなかった方が多くかかっているのが1つの原因。
感染対策は基本的なことを行うことが重要だと呼びかけます。
(さくらがおかクリニック依田祐輔院長)
リンゴ病にはワクチン接種や特効薬というものがない。ウイルス性疾患というもので
お薬というものはない。予防というとマスクをしたり手洗いうがいという基本的なことになる。
一方、新型コロナウイルスです。
6月15日までの1週間に県内の定点医療機関で確認された感染者の数は34人で、前の週より2人増えました。
1つの医療機関あたりでは0.72人となっています。
1週前=0.68人
2週前=0.83人
3週前=0.81人
伝染性紅斑、いわゆるリンゴ病は子どもを中心に発症しています。10日から20日程、潜伏したのち発熱など風邪のような症状が現れ頬などに赤い発疹が出るウイルスによる感染症で妊婦が感染すると流産や死産につながる恐れもあります。
6月9日から15日までの1週間に県内の定点の医療機関で確認されたのは119人でした。前の週から75人減り2週ぶりに減少したものの依然として、県内6つの全ての地域で警報レベルとなっています。
※1定点医療機関あたり
今週=4.41人
1週前=7.19人
2週前=5.63人
3週前=6.19人
4週前=7.56人
また、国立健康危機管理機構によりますと今月8日までの1週間に全国およそ2千の小児科の医療機関から報告されたリンゴ病の患者の数は1つの医療機関あたり2.28人と現在の方法で統計を取り始めた1999年以降、最も多くなりました。
宇都宮市桜にある「さくらがおかクリニック」の依田祐輔院長はリンゴ病の流行が長引く理由の1つに「頬などに赤い発疹が出るのは治りかけの時期なのでそれより前の発熱などの症状が現れたときに注意が必要」だと指摘します。
(さくらがおかクリニック依田祐輔院長)
一般の方は頬が赤くなったら病気になったと認識している方が多い。うつらなくなってから病院へ来てどうしましょうかという相談が多い。現実的にはその前の段階で微熱があったりするときに幼稚園や学校でマスクをするとか必要に応じてはお休みをするというのが本来はしたほうが感染の拡大予防にはよい。
またもう1つの理由に「抗体をもたない人の増加」も考えられるということです。
(さくらがおかクリニック依田祐輔院長)
新型コロナが流行した4年5年の間に他の感染症が大幅に減っていた。みなさんがマスクをしたり手洗いやうがいを日常的に行って熱があれば学校に行かない会社に行かない様々な疾患が減っていた。逆にその間に感染を受けなかったことで抵抗を持てなかった抗体を作れなかった方も多くいることがリンゴ病を広めている要因の一つでは。リンゴ病は1度かかると生涯免疫力・抗体を持つことができる。終生免疫を得られる疾患の一つなので今まで抗体を作れなかった方が多くかかっているのが1つの原因。
感染対策は基本的なことを行うことが重要だと呼びかけます。
(さくらがおかクリニック依田祐輔院長)
リンゴ病にはワクチン接種や特効薬というものがない。ウイルス性疾患というもので
お薬というものはない。予防というとマスクをしたり手洗いうがいという基本的なことになる。
一方、新型コロナウイルスです。
6月15日までの1週間に県内の定点医療機関で確認された感染者の数は34人で、前の週より2人増えました。
1つの医療機関あたりでは0.72人となっています。
1週前=0.68人
2週前=0.83人
3週前=0.81人
