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県内ニュース 【詳細】1票差の那須町長選挙 県選管の再点検で逆転 次点候補が2票上回る判断 今年3月に行われ1票差で現職が当選した那須町の町長選挙で、県選挙管理委員会は12日、票の再点検の結果次点候補が2票上回り、現職の当選を無効とする判断を出しました。

3月22日に行われた那須町の町長選挙を巡っては、町の選挙管理委員会が即日開票した結果、現職の平山幸宏氏が5099票で当選、次点の新人・小山田典之氏が1票差の5098票でした。

これを不服とした小山田氏の陣営が、町の選挙管理委員会に異議を申し立て、町の選管がすべての票を再点検した結果票差は3票に広がり、当選者に変更はないと判断しました。その後、小山田氏は県の選挙管理委員会に審査を求め、県選管が5月16日に県庁で両陣営の立ち合いの元、再びすべての票を点検しました。県選管は有効か無効か判断するのが難しい疑問票として790票を抽出。11日までに3回に渡って委員会を開き、過去の判例と照らし合わせ1票ずつ確認しました。

その結果、町の選管で無効票とされた15票が有効票となり、▽平山氏が5票増えて5104票 ▽小山田氏が10票増えて5106票となり、逆転しました。

票の増減の主な要因は、町の選管が無効としていた2人の名字と名前が混ざって記載されていた16票の捉え方です。県選管は名字の誤りは少なく名前の誤りや訂正が多くあったことから、投票者は「名字」を重視しているとし、審査の結果、名字が正しく記載されている票を有効票と判断。無効とされていた「平山のりゆき」の6票、「小山田ゆきひろ」の10票をそれぞれ、平山氏、小山田氏の得票としました。

その他、平山氏の有効票とされた1票は関係のないことを記載すると無効票となる「他事記載」に該当すると判断されました。

また、平山氏の名前を逆にして「ひろゆき」と誤った名前を記載した票が33票ありました。那須町の平山副町長の名前が「平山ひろゆき」のためこれを有効票とするか、 別人に投票したとみて無効とするかの議論が慎重にされたということです。結果、32票は有効票とされ、名前に正しく「ゆき」と記載した後に二重線で訂正し 「ひろゆき」と逆に記載した1票のみが無効票となりました。

無効票とされていた「ひらいでゆきひろ」は同じ日に行われた補欠選挙の候補者と混ざって書かれたと判断され有効票になりました。

これらの結果、平山氏の無効票が7票有効票となり、有効票が2票減ったため、合計で5票増加、小山田氏は10票増えて得票数が逆転となりました。

小山田氏は取材に対し「公平性を訴えてきたので、県選管でしっかり見ていただき、明確な答えを出していただき納得した」と話しました。一方、平山氏は「これから内容を精査し東京高等裁判所への訴訟を起こすか検討してまいります」とコメントしています。

不服がある場合の提訴の期限は7月13日までの30日以内となっています。

県選挙管理委員会の金田尊男委員長は、「自分で書いて投票する今の選挙のやり方で、一定の基準を設定し、正確に有効・無効と判断することは難しく、最終的には責任者が判断するしかない」としています。「こうしたことを今後避け、有権者が示す意思を正しく判断するためにはデジタル技術を使った投票方式への移行が喫緊の課題だと感じる」と話していました。
2026年06月12日

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