松尾芭蕉が弟子に宛てた直筆の手紙を公開 大田原・黒羽芭蕉の館で全国で初めて
江戸時代の俳人松尾芭蕉が、親しい弟子に宛てて書いた直筆の手紙が新たに見つかり、大田原市の展示館で初めて一般に公開されています。
大田原市の「黒羽芭蕉の館」で公開されているのは、俳人松尾芭蕉が門人の万菊丸に書いた直筆の手紙です。文面から、芭蕉が「おくのほそ道」の旅を終えた元禄3年、1690年の正月に書かれたもので、掛け軸に仕立てられています。
去年、所有する茨城県水戸市の男性から依頼を受けて調べたところ、芭蕉本人の筆跡と判明しました。施設の学芸員によりますと、この手紙は複製で存在が知られていましたが、原本が見つかったのは初めてで、一般に公開されるのも全国で初めてだということです。
内容は万菊丸から便りがないことで、「病気になっていないか」気にかけたり、当時帰省していた三重県に来るように伝えたりしています。芭蕉が作った6つの俳句も書かれていて、そのうちの1句は「初時雨猿も小蓑をほしげ也」というよく知られた句です。
芭蕉の書簡の展示は8月31日までです。
大田原市の「黒羽芭蕉の館」で公開されているのは、俳人松尾芭蕉が門人の万菊丸に書いた直筆の手紙です。文面から、芭蕉が「おくのほそ道」の旅を終えた元禄3年、1690年の正月に書かれたもので、掛け軸に仕立てられています。
去年、所有する茨城県水戸市の男性から依頼を受けて調べたところ、芭蕉本人の筆跡と判明しました。施設の学芸員によりますと、この手紙は複製で存在が知られていましたが、原本が見つかったのは初めてで、一般に公開されるのも全国で初めてだということです。
内容は万菊丸から便りがないことで、「病気になっていないか」気にかけたり、当時帰省していた三重県に来るように伝えたりしています。芭蕉が作った6つの俳句も書かれていて、そのうちの1句は「初時雨猿も小蓑をほしげ也」というよく知られた句です。
芭蕉の書簡の展示は8月31日までです。