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小学生が模擬裁判員裁判を体験 宇都宮地裁が夏休みで体験イベント

小学生に裁判所を身近に感じてもらおうと、宇都宮地方裁判所で31日、小学生が裁判員裁判を体験するイベントが開かれました。

このイベントは、夏休みを利用して小学生に裁判所に親しんでもらい、裁判について理解を深めてもらおうと、宇都宮地方裁判所が開いているものです。栃木県内各地から小学4年生から6年生までの24人が参加しました。

児童たちは実際の法廷を使って、裁判官や検察官、弁護人、それに裁判員の役になり、被告が無罪を主張している強盗事件を想定した模擬裁判に挑戦し、審理の流れを体験しました。

証人尋問や被告人質問を行い、配役に漏れて傍聴席で見学をしている児童も加わり、証人や被告に疑問に思うことを質問しました。そして、事件当時は家でテレビを見ていたと無罪を主張する被告に対し、検察官役の児童は懲役6年を求刑しました。

この後、裁判官役と裁判員役の9人の児童が、判決を議論する評議を行い、被告が本当に犯人なのかなどを話し合いました。評議の結果、「テレビは録画で見た可能性もあり、被告の主張は信用できない」などとして、全員一致で有罪判決を下しました。
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