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特別展「海の王者・海竜」開催 中生代の海にすむ巨大な爬虫類 那須野が原博物館

恐竜が陸上を支配した中生代に、海の中では「海竜」と呼ばれる巨大な爬虫類たちが生態系の頂点に君臨していました。その化石などを集めた特別展が、那須塩原市の博物館で開かれています。

那須塩原市の那須野が原博物館では、特別展「海の王者・海竜」が開かれています。今からおよそ2億5190万年前から6600万年前までの中生代に、海竜と呼ばれる海の中で生きた魚竜や首長竜などの化石や複製の標本など、126点が展示されています。

会場に入ると、首長竜で最も大きいとされる全長12メートルを超えるタラソメドンの骨格標本が目を引きます。県内でタラソメドンが展示されるのは、初めてということです。

このほか、アメリカで発掘された首長竜のヒドロテロサウルスの完全に近い全身骨格や、福島県いわき市で見つかったフタバスズキリュウ、それに栃木県立博物館所蔵のモササウルス類のクリダステスの化石も紹介されています。

アンモナイトの化石もあり、子どもたちが実際に手に触れて大きさや重さを確かめていました。

中生代の化石としては県内では2つだけという、佐野市と益子町で出土したアンモナイトの化石の複製標本も展示されています。

特別展が始まって35日目の12日、入場者が1万人を達成しました。1万人目となったのは、埼玉県から矢板市へ帰省中で特別展を見に来たという安永翔吾さんの家族で、松本裕之館長から記念品が贈られました。

特別展「海の王者・海竜」は、9月23日まで開かれています。