×
Menu
とちテレHOME

栃木の今が分かる!!NEWS 栃木の今が分かる!!NEWS

県内ニュース

美術館所蔵の傑作を展示 宇都宮のアートミュージアムKOKUKA 

深まる秋、宇都宮市の美術館で所蔵するコレクションの展示会が開かれています。

宇都宮市のアートミュージアムKOKUKAで、収蔵するコレクションの中から油絵など43点が展示されています。

鹿沼市を拠点に活動した全盲の画家、鈴木敏之さんの作品が並んでいます。鈴木さんは幼い頃、はしかにかかり左目を失明すると、21歳の時には結核を患い右目も失明しました。目の光を失った鈴木さんは、粘土を使ってデッサンを行い、それをなぞるように指で絵の具を載せていく独自の画法を生み出し、多くの作品を残しました。

今回、初出展となる白地に描かれた傑作「ざくろ」を含む4点のざくろシリーズと「つばき」の2点の合わせて6点が展示されています。

ほかに、旧都賀町、現在の栃木市で生まれた洋画家、刑部人さんの30号の大作「塩原渓流」や佐野市生まれの日本画家、松本哲男さんの「陽明門」、などが紹介されています。

コレクション展は、11月9日まで開かれています。