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伝統工芸品の野州てんまり制作の長谷川さんを認定 宇都宮市の「宮のものづくり達人」

卓越した技術や技能を持ち活躍している人を、宇都宮市が認定する「宮のものづくり達人」に、伝統工芸に携わる女性が選ばれ30日、認定式が行われました。

今年度の「ものづくりの達人」に伝統工芸の達人部門で認定されたのは、県の伝統工芸品「野州てんまり」を制作している、長谷川和子さん83歳です。市役所で佐藤栄一市長から認定証が贈られました。

宇都宮市の「宮のものづくり達人」は、地域産業の振興などを目的に、卓越した技術や技能を持つ人を達人として認定し、技術などの尊重する機運を高めようというものです。これまでに61人が認定されていて、現在は49人が現役で活躍しています。

長谷川さんはおよそ30年前に、野州てんまりの生みの親で亡くなった中山春枝さんの作品に魅了され、中山さんの教室に入門して制作を始めました。同時に野州てんまりを制作している人たちの集まり「宇都宮てまり舎」に在籍し、制作をつづけ、7現在は顧問として後輩を指導したりワークショップを開催したりしています。

2013年に県伝統工芸士に認定されているほか、下野手仕事会の会員としても活動しています。

佐藤市長は「技術や伝統、文化の継承は難しいが、今後も先頭に立って指導していただきたい」と今後の活躍に期待を寄せました。