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栃木県内の公立の小中学校 不登校5983人 過去最多

昨年度(2024)に栃木県内の公立の小中学校で不登校になっている子どもは5983人と12年連続で増えて過去最多だったことが県教育委員会のまとめで分かりました。

県教育委員会は県内の公立学校の昨年度の不登校の状況をまとめました。

不登校は、病気や経済的な理由を除いて友人や教職員との関係に課題を抱えるなどを理由に年間30日以上登校しなかった児童・生徒を対象としています。

まとめによりますと県内の公立の小中学校で不登校になっているのは5983人と12年連続で増えて過去最多となりました。

小学校は前の年度に比べて242人増えて2187人でその割合は2.44%、中学校は64人減って3796人となった一方でその割合は0.06ポイント増え8.02%となりました。

また高校で不登校になっているのは前の年度に比べて142人多い1033人でその割合は3.15%となっています。

不登校が増えている理由について県教育委員会は「学校への復帰を急がず、児童や生徒、保護者の考えを 大切にしながら支援している」と説明しました。

また、小中学校と高校、それに特別支援学校で確認された「いじめ」は6865件と前の年度に比べて682件増え過去最多となりました。

高校や特別支援学校ではわずかに減少した一方で小学校は593件、中学校は98件増加しました。

いじめの内容は「冷やかしやからかい」が4126件で最も多く、次いで「遊ぶふりをしてたたかれたり、けられたりする」「仲間外れや集団による無視」が続きました。

いじめが増えたことについて県教育員会は「各校にアンケートを行うなど早期発見に努めていく」としています。
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