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【特集】地元・鹿沼の応援を力にMLBの舞台へ アストロズ・今井達也投手に聞く

今井 達也 投手:
「What’s up? H−Town.(ヒューストンの皆さん 元気ですか。)I’m Tatsuya Imai.(今井達也です。)I’m ready to chase away championship.(皆さんと優勝を目指す準備はできています。)Let’s go, Houston!(レッツゴー ヒューストン!)Thank you so much. (本当にありがとう。)」

英語での挨拶で、早速地元メディアの心を掴んだ鹿沼市出身の今井達也投手。

1月2日、ポスティングシステムでメジャーリーグのヒューストン・アストロズと3年総額5400万ドル、日本円にして約85億円で契約に合意し、世界最高峰の舞台へ挑戦することが決まりました。

今井 達也 投手:
「ワールドチャンピオンを目指して、飛行機を12時間乗ってきたので、もちろんそのつもりでいる」

今井投手は1998年5月9日生まれの27歳。
2016年夏の高校野球県大会で作新学院のエースとして活躍しチームの6連覇に貢献。

すると甲子園でも快進撃を続け、南北海道代表、北海との決勝にたどり着きます。
今井投手は、この試合で152キロの速球を見せアルプススタンドを沸かせるとバットでも魅せました。
そして11対5の6点リードで迎えた9回裏。
作新学院は54年ぶり2度目となる全国の頂点に立ちました。

今井 達也 投手(当時):
「まだまだ成長が足りないが、最後マウンド上にいられてよかった」

甲子園での優勝は、彼の野球人生の中で一番のターニングポイントになりました。

今井 達也 投手:
「自分の分岐点ではないが人間は成長すると野球を通して感じた。『応援の力はすごい』と甲子園のときが一番印象に残っている」

甲子園の優勝投手として大きな注目を集めると、2016年10月に行われたプロ野球ドラフト会議では、埼玉西武ライオンズから1位指名を受けプロの世界に踏み出しました。

今井 達也 投手(当時):
「自分自身一番学んだのは応援の力が自分自身の力になること。プロの世界に入っても誰からも応援される選手を目指す」

入団後は2年目の2018年6月に初勝利を飾ると、プロ8年目の2024年シーズンは開幕投手、そしてリーグ最多の187奪三振を記録し、チームの顔となりました。
この頃から今井投手には、より高いレベルでプレーしたいという気持ちが芽生え始めました。

今井 達也 投手:
「より高いレベルでプレーしたいという気持ちは7年目、8年目のシーズンが一番大きくした。ライオンズには高橋光成投手(※高は「はしごだか」)や平良海馬投手などアメリカでプレーしたい選手が多い。その選手の背中を追いかけた結果、自分も成長できた」

そして今シーズン終了後、ポスティングシステムを利用してメジャーリーグへの移籍を目指すことになったのです。
メジャーの複数の球団が今井投手に興味を示し移籍は確定的に。

2025年11月に行われたライオンズのファンフェスタでは、背番号48のユニフォーム姿を目に焼きつけようと多くのファンが訪れました。
今井投手はキャッチボールやサイン会などでファンと交流し、応援の言葉一つ一つに丁寧に応えました。
そして、最後にチームメートとグラウンドを一周すると、高卒ドラフト1位での入団から9年間を過ごした惜別の思いがこみ上げました。

この3日後には、出身地の鹿沼市の魅力を全国に広くPRする大使に任命され、委嘱状交付式が行われました。
式に駆け付けてくれた小学生時代の所属チーム、北光菊東スポーツ少年団の球児たちと同じように少年時代の今井投手もまた、夢中で白球を追いかけていました。

当時の監督、小林寿さんは愛弟子の活躍を見守ってきました。

北光菊東スポーツ少年団 小林 寿 監督:
「小学生の時から走・攻・守三拍子そろって頭もいい。ただここまでやってくれるとは想定外。感謝でしかない」

そして2026年の幕開けとともに、アストロズ入団というビッグニュースが駆け巡りました。
会見の日の夕方、鹿沼市内の病院では看護師を務める母の江利子さんが、テレビに映る息子の姿に見入っていました。

今井達也投手の母 江利子さん:
「うれしいがこちらも緊張する」

今井投手を高校生の頃から支える後援会の会長、竹村克己さんも、うれしいニュースに感慨もひとしおです。

今井達也投手の後援会 竹村 克己 会長:
「こういう風に大リーグまで行けるのは、実力・けがしない・運・もちろん才能もあるし、なかなか大変だと思う」

1月17日には、世界で戦う今井投手を送り出そうと地元で壮行会が行われました。
壇上には鹿沼市出身の元プロ野球選手、五月女豊さんと日本人初のメジャーリーガー村上雅則さんがゲストとして登場し、エールを送りました。

日本人初のメジャーリーガー 村上 雅則 さん:
「日本人はおとなしいが今井投手はそんな感じではない。アメリカでも通用する雰囲気がある。今井投手、本当に頑張ってください」

今井投手、地元の応援団からたくさんの力をもらいました。

今井 達也 投手:
「僕のプレーを見て、仕事を頑張ろうと思ってもらえるよう頑張りたいと思いますので、ご声援いただければと思う」

鹿沼から世界へ。
待っているのは世界最高峰のバッターたち。
強気の投球で、また嬉しいニュースを届けてくれるはずです。

今井 達也 投手:
「地元の方の応援、声援は一番力になるとライオンズにいたときから感じている。チームが変わっても変わりなく感じている。日本でのプレースタイルを見てアストロズが獲得に動いてくれたと思う。成長していかないといけない部分はシーズンを通して感じると思う。まずは自分のピッチングをすることが大事だと思う」

今井 達也 投手:
「遠い所にはなるが、栃木県の皆さんに元気や勇気、明るいニュースを届けられるように頑張りたい」
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