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県内ニュース

2025年栃木県内4月と11月に首長選集中 夏に参院選も

さて、去年は秋に衆議院選挙と栃木県知事選挙などが行われましたが今年も数多くの選挙が予定されています。

特に4月は6つの市と町で首長選挙が集中するほか、7月には参議院選挙も行われます。選挙が行われる順に現在の情勢を紹介していきます。

今年予定されている任期満了に伴う地方選挙は4月に集中していて佐野市長選挙とさくら市長選挙、それに高根沢町長選挙が13日に、翌週の20日には足利市長選挙、その次の週の27日には真岡市長選挙と日光市長選挙が投開票されます。

まずは佐野市長選挙です。前回4年前は保守割れ、四つ巴の激戦となり、新人で県議会議員だった金子裕氏が当時現職だった岡部正英氏らを破り初当選を果たしました。現在1期目の金子氏は62歳。去年12月の市議会で2期目を目指して出馬を表明しました。

一方、今月、市議会議員の横井帝之氏・50歳が市長選に立候補する考えを固めたことがわかり、佐野市長選挙は選挙戦が確実な情勢です。

そして、さくら市長選挙は現在2期目の花塚隆志氏・65歳が3選を目指して立候補する構えです。正式な出馬表明はまだですが、これまでにほかに立候補を明らかにした人はいません。

さくら市の隣、高根沢の町長選挙も同じ13日に行われます。現職の加藤公博氏・65歳は先月、県庁で開いた記者会見で出馬を表明し4回目の当選を目指します。

これに対し、1月14日、県議会議員や町議会議長などを務めた町議会議員の神林秀治氏65歳も出馬を表明しました。保守割れの戦いに突入する見通しです。

4月20日に行われる足利市長選挙では元県議会議員で現在1期目の早川尚秀氏が去年12月の市議会の一般質問で再選を目指して立候補する考えを表明しました。

早川氏は父の故・一夫氏も10代目の市長を務めていて前回4年前の市長選では当時の現職を破って初当選。「活気と再生は道半ば」だと2期目を狙います。早川氏のほかに出馬を表明した人はこれまでにいません。

この週末、真岡市の石坂真一市長の勇退の一報が飛び込んできました。石坂氏は69歳。真岡市出身として初の県議会議長に就任したほか自民党県連では幹事長を務め議員として30年、政治に携わって50年近くが経つこのタイミングで2期8年を区切りとして自ら退くことを決めました。選挙まで3カ月を切る中、これまでに出馬を表明した人はいませんが、「ポスト石坂」を巡って市議会議員など複数の名前も取りざたされています。

そして、日光市長選挙にはこれまでに2人が立候補を表明。4年前、任期途中で病気で死去した大嶋一生前市長の後を引き継ぐ形で出馬し初当選した粉川昭一氏61歳は「財政健全化が最重要課題」だとして、2期目を目指すことを表明しました。

そして、今月8日、元プロアイスホッケー選手で市議会議員を3期務めた瀬高哲雄氏・43歳が正式に名乗りを上げました。共に自民党籍を持つ2人。自民党は日光市内に日光・今市・足尾・栗山・藤原の5つの支部がありますが、関係者によりますと各支部とも今回は自主投票とすることを決めました。人口減少という避けられない課題への対応、そして国際的観光都市・日光をどう維持・発展させていくのか、今後を占う選挙となりそうです。

7月20日投開票の見通しの参議院選挙。第2次石破内閣で国土交通副大臣などを務める自民党現職の高橋克法氏・67歳が3期目を目指して立候補するほか、参政党の新人で経営コンサルティング会社社長の大森紀明氏・53歳も出馬を表明しています。

そのほか、立憲民主党や国民民主党、日本共産党も候補者の擁立を模索しています。

県内では秋にも那須烏山市長選挙と那珂川町長選挙、そして市貝町長選挙が予定されています。

また、現在通常国会中ですが石破茂総理は年末、夏の参議院選挙に合わせて衆議院の解散・総選挙を行う「衆参同日選」の可能性について言及する場面もありました。公明党の斎藤代表は「民意を聞く方法として好ましくない」としています。この夏は東京都議選もありますし今後の動きも気になります。
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