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県内ニュース

栃木県内25市町公立小中学校給食費 今年度の動向は

物価が高騰する中子育て世代の経済的負担を軽減するため栃木県内の市や町が行う学校の給食費をめぐる支援について今年度の動向をまとめました。

法律では給食の食材の購入費について保護者の負担を規定しています。

5万円超     宇都宮市 佐野市 那須塩原市上三川町 益子町 市貝町  
3万〜5万円未満 足利市 栃木市 鹿沼市 小山市 真岡市 大田原市
         矢板市 さくら市 下野市 茂木町 芳賀町 壬生町
         野木町 塩谷町 高根沢町 那須町  
3万円未満    那須烏山市 那珂川町
無償化      日光市

こちらは県内25の市や町にある公立の小学校の学校給食費の今年度の負担額をまとめたものです。5万円台は6つの市や町、3万円から5万円未満は16の市や町で3万円未満は2つの町でした。
                               (単位:円)
負担額最少  小学生   中学生   負担額最大  小学生   中学生
那珂川町  25850 29150  益子町   58300 68200
那須烏山市 28600 37400  佐野市   52800 60500
塩谷町   33000 44000  上三川町  52671 59895 
高根沢町  36300 48400  宇都宮市  51953 63624
大田原市  38700 45000  市貝町   51700 60500
※宇都宮市は各校平均値
※上三川町は学年平均値

このうち保護者の年間負担額が高い自治体を上から5つ、低い自治体を下から5つ取り上げたのがこちらです。負担が最も大きかった益子町と最も小さかった那珂川町とでは小学校と中学校ともに2倍以上の開きがありました。

続いて、保護者の負担額が前の年度から「減額」となっているのは日光市と塩谷町です。日光市は23年9月以降、給食費の無償化を行い塩谷町は臨時交付金を使って一定額の補助を行っています。

「据え置き」となったのは足利市や上三川町など15の市や町です。

栃木市   「小学6年・中学3年」で無償化
矢板市   無償化3カ月分
芳賀町   第1子1000円/第2子半額/第3子全額
那珂川町  半額免除

ほか 足利市 佐野市 鹿沼市 小山市 真岡市 那須塩原市
   さくら市 那須烏山市 上三川町 壬生町 那須町

前の年度より「増額」となったのは8つの市や町です。

宇都宮市 小中学校ごとに決定 多くの学校で値上げ
大田原市 23年度 半額補助    ⇒ 24年度 2カ月分無償化
下野市  23年度 2カ月分無償化 ⇒ 24年度 1カ月分へ減少
益子町  4年ぶり給食費値上げ+一定額の補助
     (月額値上げ:小学生+1000円 中学生+1200円)
茂木町  23年度 8カ月分無償化 ⇒ 24年度 一定額の補助

ほか 野木町 市貝町 高根沢町

益子町では4年ぶりに給食費の値上げと補助による負担軽減を同時に行いました。小学生は月に1千円、中学生は月に1千200円増やしましたが国からの臨時交付金を使って保護者からの徴収を一時的に軽減しています。また、大田原市では前の年度に実施していた半額補助をやめ今年度は2カ月分の無償化を2月と3月に実施します。茂木町は23年7月以降行っていた無償化がなくなり一定負担を求める形に戻っています。宇都宮市は学校ごとに給食費を決めて今年度は多くの学校で値上げとなりました。

来年度の対応については、那珂川町が無償化の方針を示していますが現在実施している日光市は現段階では未定とするなど物価高騰の中、各自治体で苦労している様子がうかがえます。
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