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日光杉並木オーナーに証書交付 保護基金寄付団体へ感謝状 栃木県

ことしで植樹開始から400年を迎えた日光杉並木を保護するためのオーナー制度で31日、オーナーとなった個人に証書が交付されました。

新たにオーナーとなったのは、宇都宮市生まれで千葉県君津市に住む長谷川かおりさんです。長谷川さんは2人の姉も日光杉並木のオーナーです。

県庁で行われた証書の交付式には、父親で第1号のオーナーでもある岡川光佑さんとともに臨み、福田富一知事から長谷川さんに証書が交付されました。

日光杉並木オーナー制度は、国の特別史跡と特別天然記念物の二重指定を受けている日光杉並木を守ろうと、個人や企業に並木杉を1本1000万円で購入してもらいオーナーとなってもらうものです。その資金を日光杉並木街道保護基金で管理・運用し樹勢回復などの保護事業に充てていて、1996年にこの制度が始まってから契約した本数は560本に上ります。

また、31日は、保護基金へ20万円を寄付した栃木県ビルメンテナンス協会に感謝状も贈られました。

日光杉並木を所有する日光東照宮の稲葉久雄宮司も同席し、福田知事とともに協力に感謝を伝えました。

県によりますと、ことしで植樹から400年となる日光杉並木は、現在およそ1万2000本あります。自然災害や生育環境の悪化などにより、並木台帳が作成された1961年と比べおよそ4500本減少していて、保護活動が重要となっています。