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コメの平均販売価格5キロ4172円で去年の2倍 栃木県内のスーパーでも高騰

コメの価格高騰が止まりません。全国のスーパーでの3月10日から16日までのコメの平均価格は5キロあたり4,172円で、去年の同じ時期と比べると約2倍に跳ね上がっています。

農林水産省は24日、全国のスーパー約1,000店のコメの平均価格を発表しました。

それによりますと、3月10日から16日までの1週間の平均価格は5キロあたり4,172円で、前の週に比べて95円値上がりしています。

前の年の同じ時期と比べると2,126円高くなっていて、2倍を超える高値となっています。

宇都宮市内のスーパーでは去年の今ごろ、コメ5キロ当たりの値段は2,000円ほどだったということですが、現在は2倍ほどの値段になっています。

このコメの価格や流通を安定させようとこれから販売されるのが、政府の備蓄米です。

農林水産省が3月10日から行った入札では、初回分として放出する備蓄米約14万2,000トンのうち9割以上をJA全農が落札しました。

JA全農によりますと、落札した備蓄米がスーパーなどで本格的に販売されるのは、4月以降になるということで、その後の価格の変化が焦点になっています。

一方で一部の関係者からは、今以上に価格が高騰する可能性は低いとしながらも、コメの民間在庫の不足を完全に解消することはできないため、大幅に価格が下がることはないといった声も上がっています。

スーパーで仕入れ業務を行う田村正之店長は、備蓄米の入荷に期待を寄せているものの、その時期や量は見通せないと話します。
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