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ついに激突 栃木ダービー サッカーJ3

栃木県のサッカーの歴史に新たなページを刻む一戦、Jリーグ初の「栃木ダービー」が30日、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで行われ、J3の栃木SCと栃木シティが激突しました。

試合を前に、両チームのサポーターは、「絶対に負けられない」と口をそろえます。

スタジアムには両チームのサポーターのみならず、歴史的瞬間を一目見ようと初めて会場に足を運ぶ人の姿もありました。

J2を経験し、これまで県内唯一のJクラブとして戦ってきた栃木SC。一方、2年連続昇格を決め、今季からJ3参入を果たした栃木シティ。互いの意地とプライドをかけたこの戦い。初の栃木対決とあって1万2千人を超える観衆がスタジアムに訪れました。

試合前から歓声とブーイングが入り乱れ、かつてない盛り上がりを見せるカンセキスタジアムとちぎ。午後2時3分、Jリーグ初の対戦となる「栃木ダービー」の火蓋が切られました。

立ち上がり、リーグ2位と好調な栃木シティは積極的に攻めこみますが、なかなか得点には繋がりません。栃木ダービーを先に動かしたのは前半36分、栃木SCでした。栃木シティのパスミスからボールをとらえた背番号10番、五十嵐太陽が、ペナルティエリアの外から無人のゴールへ…。欲しかった先制点、選手たちは副キャプテンの福森に第1子が生まれたこともあり、ゆりかごダンスで得点を喜びます。

そして試合は1対0のまま後半へ。両チームとも交代カードを切る中、今シーズン栃木SCから栃木シティへ移籍した森俊貴がピッチに上がると、スタジアムからは歓声とともに大きなブーイングが。

この交代で栃木シティが持ち味の攻撃の姿勢をさらに強めます。こぼれ球に反応した栃木シティの東川続が枠内にシュート。
しかし、これは栃木SC・岩崎博の鬼気迫るブロックに阻まれます。
(※「崎」は「大」が「立」)

そしてアディショナルタイムに差し掛かろうとした後半45分、栃木シティ・岡庭裕貴が意地を見せました。岡庭のコーナーキックから藤原、そしてボールは再び岡庭へ。放ったシュートはゴールの右上を貫き栃木シティが同点に追いつきます。

栃木SCは30日でJリーグ通算600試合出場となったベテラン矢野貴章を投入。矢野は後半49分にシュートを放つも枠をとらえられずそのまま試合は終了。

Jリーグ初となる栃木ダービーは1対1で引き分け、決着は次のダービーに持ち越されました。

次節、栃木SCはヴァンラーレ八戸と、栃木シティは福島ユナイテッドFCとともにホームで対戦します。
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