栃木県内の児童虐待相談3828件対応 4年ぶり過去最多更新
昨年度、栃木県内の児童虐待に関する相談対応件数が3千828件と過去最も多かったことが分かりました。
児童虐待の相談対応件数は、栃木県こども政策課が、児童相談所と市や町で相談を受けて対応した件数を毎年まとめているもので、昨年度は前の年度より377件多い3千828件で率にして10.9%増加しました。
内訳は児童相談所が1745件、市・町が2083件といずれも過去最多となりました。
このうち児童相談所の相談の種類別の対応について最も多かったのは、子どもの目の前で配偶者に対する暴力が行われるなど面前DVの心理的虐待で921件と半数を超え、次いでネグレクトが405件、身体的虐待が392件となっています。
虐待された子どもの年齢で最も多かったのは小学生で577件、次いで0歳から3歳未満が389件、3歳から就学前の児童が353件となっています。
一方、虐待者で最も多かったのは実の母が1009件と半数を超え、実の父が622件です。
通報経路は警察が751件で最も多く、近隣や知人は363件、家族や親戚は257件でした。
ひとり親の家庭での虐待や育児疲れなどが要因とみられる事案も目立ち、県子ども政策課は、地域社会のつながりの希薄化や孤立も虐待の増加の背景にあるとみています。
県は、対策を強化するため昨年度、市や町に助言を行う支援チームを県内にある3つの児童相談所に設置しました。
児童虐待の相談対応件数は、栃木県こども政策課が、児童相談所と市や町で相談を受けて対応した件数を毎年まとめているもので、昨年度は前の年度より377件多い3千828件で率にして10.9%増加しました。
内訳は児童相談所が1745件、市・町が2083件といずれも過去最多となりました。
このうち児童相談所の相談の種類別の対応について最も多かったのは、子どもの目の前で配偶者に対する暴力が行われるなど面前DVの心理的虐待で921件と半数を超え、次いでネグレクトが405件、身体的虐待が392件となっています。
虐待された子どもの年齢で最も多かったのは小学生で577件、次いで0歳から3歳未満が389件、3歳から就学前の児童が353件となっています。
一方、虐待者で最も多かったのは実の母が1009件と半数を超え、実の父が622件です。
通報経路は警察が751件で最も多く、近隣や知人は363件、家族や親戚は257件でした。
ひとり親の家庭での虐待や育児疲れなどが要因とみられる事案も目立ち、県子ども政策課は、地域社会のつながりの希薄化や孤立も虐待の増加の背景にあるとみています。
県は、対策を強化するため昨年度、市や町に助言を行う支援チームを県内にある3つの児童相談所に設置しました。
