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コウノトリのヒナ 今年も誕生か 小山市の渡良瀬遊水地

栃木県の最南端にある渡良瀬遊水地で巣を作った国の特別天然記念物、コウノトリのひなが今年も誕生したとみられます。

発表した小山市によりますとふ化したとみられるのはコウノトリの9歳の雄「ひかる」と5歳の雌「レイ」のペアから生まれたひなです。

3月28日に地元の観察者の報告やライブカメラの映像で、親鳥がひなのためにエサを吐き出すような行動が2回観察されたということです。

現時点でひなの姿は肉眼で確認されていませんが、少なくとも1羽は、ふ化している可能性が高く、実際に確認された場合、渡良瀬遊水地でのひなの誕生は6年連続になります。

親鳥の「ひかる」と「レイ」は、2025年2月上旬に交尾のような行動が確認され、2月22日ごろから2羽が交代で巣に伏せるような行動をとったことから産卵が推定されていました。

小山市の浅野正富市長は「6年連続のひな誕生を大変うれしく思う。今後も皆さまと共に、コウノトリが住み続けられる環境づくりに取り組んでいく」とコメントしています。

また小山市では現在、市内の小学生が考えた候補の中からひなの愛称を選ぶ「決選投票」を行っています。

早ければ、今週中に巣から顔を出すひなの姿が見られるかもしれないということです。
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