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犯罪に巻き込まれないで 外国人留学生約200人に栃木県警が講話 

外国人留学生が栃木県内で犯罪に巻き込まれるのを防ぐため、栃木県警は9日、宇都宮市の専門学校で講話を行いました。

「『運転だけしてくれ』『見張りをしてくれ』と言われても応じないでください。日本の場合は共犯といい、犯罪を手伝った場合犯罪をした人と同じように処罰されます」

警察による講話が行われたのは、宇都宮市鶴田町にある外国人留学生の専門学校・「オリオンIT専門学校」です。留学生およそ200人が参加しました。

講話では、県警の警察官が、外国人が金銭目的で在留カードや銀行口座などを売ってしまったり、グループで自動車を盗んだりする事例を紹介しました。そのうえで、「お金につられて怪しい誘いには乗らないでほしい。悪いことをしようと思っていなくても、日本の法律やマナーに違反することがある。迷ったら友人や警察・サポートセンターに相談してほしい」と呼びかけました。

また、県警はこの専門学校に、留学生がインターネットで外国語での犯罪に関した情報を見つけた場合、情報を提供してもらう「栃木インターナショナルサイバーパトロール」を委嘱しています。こうした取り組みはこれが初めてで、この日、留学生に電話やメールでの通報の仕方も説明しました。

日本に来ておよそ1年半になるスリランカ人パボダさん(23)は「日本では自転車に乗る時に携帯電話を使ってはいけないと分かりました」と話し、日本に来ておよそ2年のスリランカ人・ラヴィンドゥさん(24)は銀行口座やキャッシュカードの売買をもちかけられたことがあるといい、「これからも気をつける」と話しました。

県警察本部生活安全企画課・犯罪抑止対策室の植嶋康雄課長補佐は「日本の法律やルールを覚えてもらい、楽しい留学生活を送ってほしい」と話しました。
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