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短大で不審者侵入を想定 「さすまた」使って防犯訓練 栃木県

佐野市にある短期大学で不審者が侵入したことを想定した訓練が、15日に行われました。

訓練は佐野日本大学短期大学で初めて行われ、教職員と学生、それに警察官など合わせて約60人が参加しました。

授業中に刃物を持った不審者が侵入した想定で行われました。

教職員は、不審者役の警察官と距離をとりながら、助けを呼んだりほかの教職員に通報を促したりしました。そして聞きつけた教職員が「さすまた」を使って不審者を取り押さえ、警察官が駆けつけるまでの時間を稼ぎました。

学校での不審者を巡っては5月8日に東京都立川市の小学校に男2人が侵入し、教職員に暴行を加える事件が起きています。

参加者は通報から警察官が不審者を取り押さえるまでの一連の流れを確認していました。

(参加した教員は)
「訓練と頭では分かっていても目の前に広がった光景に恐怖感を覚えた。不審者がいつ現れるか分からない状況で学校と生徒、自分たちの安全を守るべく実際に活かしていきたい」

(佐野警察署生活安全課 玉置 順一課長)
「さすまたは距離をとって確保するための道具ということが分かってもらえれば、
今後同じようなことがあったときには使ってもらえると思う」

また、この日は「さすまた」の構造や使い方についての講習も行われ、教職員と学生は万が一に備え防犯意識を高めていました。
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