大規模災害から牛を守る 高校生が家畜動物の避難訓練実施 栃木
大規模な災害が発生した時に、飼育されている牛を安全な放牧場に避難させるための訓練が30日、矢板市の高校で行われました。
訓練には、矢板高校で畜産などについて学んでいる、農業技術部畜産班の2年生と3年生の9人が参加しました。
高校の周辺が土砂災害警戒区域に指定されていることから、生徒たちは、大規模な災害が発生したときに、自分たちだけでなく家畜の避難についても考えようと、去年初めて訓練を実施しました。
今回は大規模な地震による停電や断水の長期化で、高校と近隣の農家で牛の飼育が困難になったという想定で、高校の放牧場に一時的に避難させる手順を確認しました。
生徒たちは、2023年度から地域と連携した畜産動物の防災・減災について研究していて、2024年2月には、環境保全などについての取り組みを発表する全国大会で、家畜の避難に関する研究が最高賞にあたる環境大臣賞を受賞しています。
また、同じ年の5月に「普段から利用できて災害時にも役に立つ」というフェーズフリーの視点を評価するコンテストで、企業や自治体が多く参加する中、高校としては初めてアイデア部門で最高賞に選ばれました。
雨によるぬかるみで想定とは異なる場面も見られましたが、生徒たちは、安全なルートを確保しながら約1時間で6頭の牛を避難させました。
(生徒は)
「実際に災害が起きたときは、牛は混乱すると思う。安心できるように自分自身が冷静に対処できるように頑張りたい」
訓練には、矢板高校で畜産などについて学んでいる、農業技術部畜産班の2年生と3年生の9人が参加しました。
高校の周辺が土砂災害警戒区域に指定されていることから、生徒たちは、大規模な災害が発生したときに、自分たちだけでなく家畜の避難についても考えようと、去年初めて訓練を実施しました。
今回は大規模な地震による停電や断水の長期化で、高校と近隣の農家で牛の飼育が困難になったという想定で、高校の放牧場に一時的に避難させる手順を確認しました。
生徒たちは、2023年度から地域と連携した畜産動物の防災・減災について研究していて、2024年2月には、環境保全などについての取り組みを発表する全国大会で、家畜の避難に関する研究が最高賞にあたる環境大臣賞を受賞しています。
また、同じ年の5月に「普段から利用できて災害時にも役に立つ」というフェーズフリーの視点を評価するコンテストで、企業や自治体が多く参加する中、高校としては初めてアイデア部門で最高賞に選ばれました。
雨によるぬかるみで想定とは異なる場面も見られましたが、生徒たちは、安全なルートを確保しながら約1時間で6頭の牛を避難させました。
(生徒は)
「実際に災害が起きたときは、牛は混乱すると思う。安心できるように自分自身が冷静に対処できるように頑張りたい」
