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コメの価格高騰で学校給食にも影響 給食費値上げに宇都宮市は補助

日々の暮らしを大きく圧迫している、コメの価格高騰の影響が学校給食にも及んでいます。宇都宮市の中学校では、予算の範囲内で栄養や量を保ちながらおいしい給食の提供に努力しています。

宇都宮市の一条中学校です。こちらの給食は校内で調理して提供する、「自校式給食」です。宇都宮市内に94ある小中学校では、自校式給食や給食センターで調理した学校給食を提供しています。

宇都宮市教育委員会によりますと、給食費は学校によって違いますが、今年度は平均すると、小学校では昨年度からおよそ500円値上がりして5200円余りに、中学校では昨年度からおよそ600円値上がりして、6400円余りになったということです。市は、子育て支援の一環として、今年度から市内の児童・生徒らの給食費に対して一人当たり月2000円を支給しています。

一条中学校では、コメの価格高騰などで給食費を値上げしましたが、市の補助で保護者の負担は増えていないということです。2日の給食の献立は、ハヤシライスとゆで野菜などが提供され、生徒たちはおいしそうに口に運んでいました。

コメは学校給食会から仕入れていますが、去年の10月は10キロ当たりおよそ3300円でしたが、現在は4500円を超えていて、材料費の仕入れを圧迫しているということです。一条中学校の小野口裕子栄養教諭は「市の補助もあり、今のところはご飯を含めて質・量とも確保できている」と話しています。
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