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皇室ゆかりの花 ナスヒオウギアヤメが見ごろ 日光田母沢御用邸記念公園

皇室ゆかりの花として親しまれているナスヒオウギアヤメが、日光市の記念公園で見ごろを迎えています。

日光市の日光田母沢御用邸記念公園では、ナスヒオウギアヤメが鮮やかな紫色の花を咲かせています。このアヤメは1962年(昭和37年)に那須町で初めて見つかり、昭和天皇が研究された絶滅危惧種です。

皇居に移植し栽培されていましたが、2004年に上皇さまの意向で宮内庁を通じて栃木県に贈られ、そのうちの一部が田母沢御用邸記念公園に植えられました。

2024年5月、上皇ご夫妻が23年ぶりに田母沢御用邸を訪問された際、ナスヒオウギアヤメもご覧になったということです。

公園の管理事務所によりますと、花は5月下旬に咲き始め、6月中旬ごろまで見ごろだということです。

また、公園内には木の枝などに産卵するモリアオガエルの卵も見ることができます。

池のほとりで目を凝らすと、アジサイの葉や木の枝などに白い泡状でソフトボールほどの大きさの卵の塊「卵塊」が確認できます。ことしはすでに6つの卵塊が確認されていて、6月末ぐらいまで産卵が続き、多い時で50から60の卵を産み付けるということです。

卵は1週間ほどでふ化してオタマジャクシとなり、雨と共に真下の池に落ちて成長します。
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