LRT運行の礎を築く…初代社長高井徹さんと「路面電車の神様」中尾正俊さん退任へ
2023年8月に開業したLRT・ライトラインは、先月時点で870万人以上が乗車し好調を維持しています。レールの敷設をはじめ、何から何まですべてゼロから築き上げた運営会社初代社長の高井徹さんと、技術指導にあたった常務の中尾正俊さんがそろって今月6日に退任します。
今からちょうど10年前の2015年11月、高井徹さんはLRT運営会社の社長に就任。会社設立10周年の節目に社長を任期満了で退任します。
開業が2度も延期されたことが一番つらかったと話す高井さん。会社に飾ってある1枚の写真…早朝から深夜まで運行するLRTのスタッフが集まれるのはこのタイミングしかないと、開業直前、社員全員で撮影した記念写真でした。
2023年8月26日の開業日当日。声高らかに出発を宣言したのは常務の中尾正俊さんでした。大正元年から路面電車が走っていた広島出身。初めて乗ったのは小学5年生。昭和42年、22歳で広島電鉄に入社してからあらゆる業務に携わり、「路面電車の神様」と例えられるようになりました。
業務歴58年、御年80歳。宇都宮には2015年6月に来ました。中尾さんも宇都宮では節目の10年です。中尾さんは常に、LRTの成功のカギはしっかりした「まちづくり」の考えを持つこと、と訴えてきました。
今からちょうど10年前の2015年11月、高井徹さんはLRT運営会社の社長に就任。会社設立10周年の節目に社長を任期満了で退任します。
開業が2度も延期されたことが一番つらかったと話す高井さん。会社に飾ってある1枚の写真…早朝から深夜まで運行するLRTのスタッフが集まれるのはこのタイミングしかないと、開業直前、社員全員で撮影した記念写真でした。
2023年8月26日の開業日当日。声高らかに出発を宣言したのは常務の中尾正俊さんでした。大正元年から路面電車が走っていた広島出身。初めて乗ったのは小学5年生。昭和42年、22歳で広島電鉄に入社してからあらゆる業務に携わり、「路面電車の神様」と例えられるようになりました。
業務歴58年、御年80歳。宇都宮には2015年6月に来ました。中尾さんも宇都宮では節目の10年です。中尾さんは常に、LRTの成功のカギはしっかりした「まちづくり」の考えを持つこと、と訴えてきました。
