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栃木県のイチゴ生産量 58年連続日本一確実

栃木県産のイチゴの生産量が1968年から58年連続で日本一になることが確実となりました。「いちご王国・栃木」は健在です。

栃木県のイチゴの生産量の9割を占めるJAグループによりますと、5月末時点の集計値で、2025年産の出荷量は2万2千911トンで、2024年産を6パーセント上回りました。

ブランドいちごの「あまおう」を栽培し、栃木県に次ぐ生産量2位の福岡県は、「JA全農ふくれん」の6日までの速報値で、出荷量は9千76トンでした。

イチゴの出荷時期は5月までがほとんどで、福岡では今後気温が上がり生産が落ち着くことから逆転の可能性は低く、国の統計によるイチゴの生産量は栃木県が58年連続で日本一となる見込みです。

一方で販売額は、JAグループの5月末時点の集計値で312億5千400万円で、2024年産の6月末時点の確定値を23億2千万円あまり上回り、4年連続で過去最高を更新しています。

さらに2024年度の県産農産物の輸出額は、イチゴが前の年度に比べ2.2倍、牛肉が1.7倍の伸びで数字を押し上げて、2023年度の1.5倍となる8億2千万円あまりと過去最高額となりました。イチゴの主な輸出先は台湾、タイ、香港などアジア圏となっています。

そのほか、県庁前にある栃木会館跡地などの県有地の利活用について、県は、事業者選定に関する支援を行うアドバイザーを、6月中旬までに決定することを明らかにしました。今後はアドバイザーの助言を得ながら、来年度中までに事業者を決定するとしています。

県庁前の県有地は、民間事業者から活用の案を募る市場調査を行い、県は、今年2月にオフィスビル、商業や医療などの大規模複合施設、それにスポーツ交流施設の3つのパターンに絞っています。