大阪・関西万博 栃木県ブース提供 ヤシオマスなど地元食材使ったのり巻考案 女性経営者
栃木県から日本の水産の魅力を世界に広めようと奮闘する女性経営者がいます。大阪・関西万博への出展に向け、地元の食材を使ったメニューの制作過程に密着しました。
開場して50年もの間県民の食を支えてきた宇都宮市中央卸売市場です。約40の老舗事業所が軒を連ねる一角に、創業して4年余りの水産卸売会社があります。
この会社を経営する、苅込 陽加さん27歳です。苅込さんは水産仲卸業を営む祖父母を手伝うため、物心ついた頃から市場に通って仕事を見てきました。
大学卒業後はフランスの会社で働くことが決まっていましたが「コロナで衰退する市場に活気を取り戻したい」その一心でこの業界に飛び込みました。
世界に日本の水産の魅力を発信するため、4年前に自分の会社を立ち上げ試行錯誤する中で、またとないビッグチャンスが舞い込んできます。
6月27日から29日の3日間、大阪・関西万博に栃木県が出展することが決まり、そのブースの一つであるパブリックキッチンに参加することになりました。
苅込さん率いるチームが考案したのはこちら。栃木県が品種改良した大型のニジマス「ヤシオマス」、生産量が日本一のかんぴょう、それに、漬けマグロを使ったのり巻き「日光社参巻」です。
(株式会社苅込取締役 苅込陽加さん)
「日光社参巻は栃木に縁の深い食材を未来に伝える細巻き。先代から受け継いできた
文化や食の知恵を込めることで、未来の人と現代の人に伝えたい」
9日は食材を仕入れるため、ヤシオマスの養殖場を訪れました。
(株式会社苅込取締役 苅込陽加さん)
「ヤシオマスは栃木県の水の美しさを象徴する魚。臭みがなく、しっかりとした身で栃木を感じてほしい」
海がない栃木県が誇る新鮮な魚を来場者に堪能してもらうため、ヤシオマスの中でも一定の基準をクリアした個体をブランド化した「プレミアムヤシオマス」を約80キロ仕入れました。
そして10日、苅込さんは、万博に提供するため朝から準備に追われていました。
迎えた最終チェックで、苅込さんは、今回のプロジェクトに携わった人たちにレシピや衣装、提供する包み紙のデザインを説明。いよいよ試行錯誤を重ねて完成した「日光社参巻」を食べてもらいました。
(食べた人は)
「ヤシオマスとユズが最高にマッチングしている。オール栃木で発進できてうれしい」
皆の反応は上々のようです。
(株式会社苅込取締役 苅込陽加さん)
「栃木や歴史文化の思い伝えるため、巻物にしたりレシピ決めたり細かいところまで作り上げてきた。想像以上に完成度の高いものが仕上がっている」
「日光社参巻」は大阪・関西万博の栃木県のPRブースで、1本500円で提供する予定です。その後、2026年に完成する宇都宮市中央卸売市場の場外施設内で営業する苅込さんの会社でも提供されるということです。
開場して50年もの間県民の食を支えてきた宇都宮市中央卸売市場です。約40の老舗事業所が軒を連ねる一角に、創業して4年余りの水産卸売会社があります。
この会社を経営する、苅込 陽加さん27歳です。苅込さんは水産仲卸業を営む祖父母を手伝うため、物心ついた頃から市場に通って仕事を見てきました。
大学卒業後はフランスの会社で働くことが決まっていましたが「コロナで衰退する市場に活気を取り戻したい」その一心でこの業界に飛び込みました。
世界に日本の水産の魅力を発信するため、4年前に自分の会社を立ち上げ試行錯誤する中で、またとないビッグチャンスが舞い込んできます。
6月27日から29日の3日間、大阪・関西万博に栃木県が出展することが決まり、そのブースの一つであるパブリックキッチンに参加することになりました。
苅込さん率いるチームが考案したのはこちら。栃木県が品種改良した大型のニジマス「ヤシオマス」、生産量が日本一のかんぴょう、それに、漬けマグロを使ったのり巻き「日光社参巻」です。
(株式会社苅込取締役 苅込陽加さん)
「日光社参巻は栃木に縁の深い食材を未来に伝える細巻き。先代から受け継いできた
文化や食の知恵を込めることで、未来の人と現代の人に伝えたい」
9日は食材を仕入れるため、ヤシオマスの養殖場を訪れました。
(株式会社苅込取締役 苅込陽加さん)
「ヤシオマスは栃木県の水の美しさを象徴する魚。臭みがなく、しっかりとした身で栃木を感じてほしい」
海がない栃木県が誇る新鮮な魚を来場者に堪能してもらうため、ヤシオマスの中でも一定の基準をクリアした個体をブランド化した「プレミアムヤシオマス」を約80キロ仕入れました。
そして10日、苅込さんは、万博に提供するため朝から準備に追われていました。
迎えた最終チェックで、苅込さんは、今回のプロジェクトに携わった人たちにレシピや衣装、提供する包み紙のデザインを説明。いよいよ試行錯誤を重ねて完成した「日光社参巻」を食べてもらいました。
(食べた人は)
「ヤシオマスとユズが最高にマッチングしている。オール栃木で発進できてうれしい」
皆の反応は上々のようです。
(株式会社苅込取締役 苅込陽加さん)
「栃木や歴史文化の思い伝えるため、巻物にしたりレシピ決めたり細かいところまで作り上げてきた。想像以上に完成度の高いものが仕上がっている」
「日光社参巻」は大阪・関西万博の栃木県のPRブースで、1本500円で提供する予定です。その後、2026年に完成する宇都宮市中央卸売市場の場外施設内で営業する苅込さんの会社でも提供されるということです。
