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レモネードを買って小児がん支援に 全国一斉の「レモネードスタンド」開催

レモネードを販売した売り上げを小児がんの支援にあてる活動が14日、全国各地で開催され、栃木県内でも宇都宮市と真岡市で行われました。

「レモネードいかがですか!」

このレモネードスタンドと呼ばれる支援活動は、アメリカで小児がんの女の子が自宅でレモネードを販売し、売り上げをがん患者の支援のため寄付したことがきっかけで世界中に広まったものです。日本でも年々支援の輪が広がっていて、今年は全国32の都道府県の61カ所で開催され、栃木県内では宇都宮市のあずま保育園と真岡市で行われました。

あずま保育園での活動を企画したのは、大田和涼子(おおたわ・りょうこ)さんです。

大田和さんはこの保育園に通っていた娘・瑠璃(るり)ちゃん(当時5歳)を、およそ3年前の2022年3月に小児がんで亡くし、同じ病気の子どもたちを支援したいと、去年初めてイベントを開きました。

レモネードは1本200円で販売され、売り上げは仕入れにかかる経費などを除いて病院や支援団体などに寄付されます。また、会場では子ども用衣服のバザーのほか、焼きそばやピザの販売も行われ、これらの売り上げも全額寄付されるということです。

(訪れた人は)
「少しでも支援につながればと思い購入しました」

(訪れた子どもは)
Q:レモネードは好き?
「好きです。皆が元気になるようにと願って買いました」

そして、午後2時に合わせて全国で一斉にシャボン玉を飛ばし、願いをひとつにしていました。

(亡くなった瑠璃ちゃんの母・大田和涼子さん)
「時間やお金をかけてわざわざ来てくれて、思いを届けてくれる人たちがいる。この活動に真摯に向き合って、よりたくさんの子どもたちに笑顔になってもらえるように、届けたいと思います」