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「地蔵流し」で供養 日光・中禅寺湖 中禅寺立木観音

日光市の中禅寺湖で18日、地蔵菩薩が描かれたお札を船の上から湖に向かって流し亡くなった人たちを供養する「地蔵流し」が行われました。

「地蔵流し」は先祖や、奥日光の山や中禅寺湖で不慮の死を遂げた人たちを供養しようと大正時代に始まったとされ、観音菩薩の縁日にあたる6月18日に毎年行われています。

18日は県内外から遺族などおよそ200人が集まり、立木観音堂で法要が営まれました。続いて船着き場から船に乗り込み、中禅寺湖へ出発しました。

参列者たちは、地蔵菩薩が描かれた水に溶けるお札を船の上から湖に向かって投げると、風に舞いながら湖面に浮かぶ様子を見つめ、亡くなった人たちの冥福を祈っていました。また、花を投げ入れる人や中禅寺湖に向かって手を合わせる人もいて、静かに祈りをささげていました。