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1億円だまし取られる特殊詐欺 宇都宮市の70代男性

2024年11月から2025年2月にかけて宇都宮市内の高齢者が1億円をだまし取られる詐欺事件が発生し、警察で捜査するとともに不審な電話に注意を呼びかけています。

1億円をだまし取られる詐欺の被害にあったのは宇都宮市内の70代の無職の男性です。

警察によりますと去年10月ごろ、男性の自宅の固定電話に電話会社の職員を名乗る女から「契約した携帯番号が犯罪に使われている」「警視庁に電話をつなぐ」などと連絡がありました。

続いて電話を代わった警察官を名乗る男に「逮捕した容疑者があなたの口座を買ったと言っているので共犯の容疑がある」「この話を誰かにすると刑法違反になる」などと言われました。

さらに電話を代わった検事を名乗る男に「資金洗浄の疑いがあるので紙幣操作をする」「あなたが持つ株式全部を売却し指定する金融機関の口座を開設しそこに振り込むこと」「捜査後に返金する」などと説明されました。

これを信じた男性は相手の指示に従い所有していた株式を全て売却し現金化した1億円を新たに開設した被害者名義の金融機関の口座に複数回にわたってインターネットバンキングを使って入金しました。

その後、検事を名乗る男からの電話で「入金されたお金を調べるので口座の取り引きパスワードを教えてください」などと言われこれを教えてしまい口座から現金が移動され1億円をだまし取られたということです。

その後、相手と連絡が取れないことを不審に思った男性が警察署に問い合わせて詐欺の被害に気付いたということです。

警察で特殊詐欺事件として捜査しています。警察ではこのような電話があった場合すぐに電話を切って家族や警察に相談するよう呼びかけています。