ワインボトルなどで殴打 知人傷害致死などの罪 男 懲役12年求刑 宇都宮
2024年12月、宇都宮市内の住宅で知人男性に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた男の裁判員裁判が18日、宇都宮地方裁判所で開かれ、検察側は懲役12年を求刑し、弁護側は懲役5年が相当と主張し結審しました。
傷害致死などの罪に問われているのは、宇都宮市東宿郷の会社員鄭龍植被告39歳です。
起訴状などによりますと鄭被告は2024年12月5日、午前4時ごろから午前7時40分ごろまでの間に、宇都宮市鶴田町の住宅に住む当時41歳の知人男性の頭や顔面をワインボトルや拳などで殴る暴行を加え、死亡させたとしています。
24日の裁判で検察側は、知人男性と金銭トラブルで口論になり、「発生から数十分程度で死亡するような暴行を加えるなど一方的で悪質だ」と指摘しました。そのうえで、犯行後に救命を行わずにその場から逃走し、警察からの出頭の要請に応じないなど、動機と犯行後の行動が身勝手だとして懲役12年を求刑しました。
一方、弁護側は「起業も計画していた仲の知人に包丁を向けられたパニックと直前の飲酒や覚せい剤の使用で記憶がなく計画的な犯行ではない」と主張し、「現場を離れて知人に連絡を取ったあと、出頭するつもりだった」と訴え、懲役5年が相当と減刑を求めました。
鄭被告は最終意見陳述で「自分の暴力で尊い命が失われ申し訳ありませんでした。被害弁済についても家族と話し合います」と謝罪しました。
判決は、6月30日に言い渡されます。
傷害致死などの罪に問われているのは、宇都宮市東宿郷の会社員鄭龍植被告39歳です。
起訴状などによりますと鄭被告は2024年12月5日、午前4時ごろから午前7時40分ごろまでの間に、宇都宮市鶴田町の住宅に住む当時41歳の知人男性の頭や顔面をワインボトルや拳などで殴る暴行を加え、死亡させたとしています。
24日の裁判で検察側は、知人男性と金銭トラブルで口論になり、「発生から数十分程度で死亡するような暴行を加えるなど一方的で悪質だ」と指摘しました。そのうえで、犯行後に救命を行わずにその場から逃走し、警察からの出頭の要請に応じないなど、動機と犯行後の行動が身勝手だとして懲役12年を求刑しました。
一方、弁護側は「起業も計画していた仲の知人に包丁を向けられたパニックと直前の飲酒や覚せい剤の使用で記憶がなく計画的な犯行ではない」と主張し、「現場を離れて知人に連絡を取ったあと、出頭するつもりだった」と訴え、懲役5年が相当と減刑を求めました。
鄭被告は最終意見陳述で「自分の暴力で尊い命が失われ申し訳ありませんでした。被害弁済についても家族と話し合います」と謝罪しました。
判決は、6月30日に言い渡されます。
