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戦時下の那須地区の住民の暮らしにスポット 那須歴史探訪館で企画展「那須と戦争」

太平洋戦争の終結から80年の節目となる今年、2025年。戦時下の人々の日常にスポットを当てた企画展が、那須町の那須歴史探訪館で開かれています。

企画展「那須と戦争」は戦後80年となる2025年、地元・那須町の住民にも戦時下の日常があったことを紹介し、戦争の記憶を後世に残そうと、開館25周年に合わせて開かれているものです。施設には地元の人たちなどから戦時中の資料が寄贈されていて、収蔵品を中心におよそ140点を展示しています。

展示は4つのコーナーで構成されていて、日清、日露戦争のコーナーでは、朝鮮半島・ピョンヤンでの陸上戦の勝利を伝える、「奉祝平壌大勝利」と書かれた大きなのぼり旗や当時の商店の宣伝チラシなどが展示されています。

また、戦時中の女性や子どもにも焦点を当て、軍の支援で全国に拡大した女性組織、「大日本国防婦人会」の実物のたすきや、芦野地区に疎開した子どもたちを連れてきた日光市出身の画家、牧野正吉の手紙や絵画を紹介しています。

このほか、旧芦野町の議員などを務め、平和運動に貢献した大島鶴太郎の業績を紹介しています。

企画展「那須と戦争」は12月14日まで開催されています。
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