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戦後80年 小金井空襲の悲劇 犠牲者の無念を語り継ぐ…平和祈り慰霊祭

戦後80年となる今年、当時、現在の下野市であった小金井空襲で亡くなった犠牲者を悼み、平和を願う慰霊祭が27日、行われました。

小金井空襲は今から80年前の1945年7月28日、上野駅に向かっていた列車が走行中に機銃掃射を受け、列車の中や小金井駅の周辺にいた31人が亡くなり、およそ80人が負傷した、県内では宇都宮空襲に次ぐ大規模な空襲です。

慰霊祭には空襲の体験者や遺族、そして下野市の坂村哲也市長などが参列しました。

遺族の一人、斎藤嘉禎さんは、列車の機関士だった父親を34歳の若さで亡くしました。斎藤さんは挨拶で、「家族に二度と会えなくなった無念を思うと、尽きることのない悲しみが胸にこみあげてくる」と父親への思いを語りました。

参列した人達は今の平和は戦争で亡くなった尊い命の上に築かれていると「平和の礎」の前で祈りを捧げました。