上半期の児童虐待認知件数 統計を取り始めてから上半期としては過去最多に
今年の上半期に栃木県警が確認した児童虐待の件数が、統計を取り始めてから、上半期としては過去最も多くなったことが分かりました。
県警のまとめによりますと、今年に入ってから6月までの半年間で県内で確認された児童虐待の件数は279件でした。
県警が統計を取り始めた2000年(平成12年)以降、上半期で最も多かったのは2023年の270件で、そこから9件増えて過去最多を更新しました。
虐待の種類を見てみますと、言葉による脅しや無視、子どもの目の前で家族に暴力をふるったり、きょうだいと比べて差別的な扱いをするなどの「心理的虐待」が167件で最多、全体の6割を占めました。
次いで身体的虐待が83件、育児放棄などのネグレクトが28件、性的虐待が1件となっています。
虐待が増加傾向にある要因として県警は、児童虐待防止法などの改正で子どものしつけと称した体罰も全面的に禁止されるなど通報意識の高まりを挙げています。
全国的にも児童に対する悲惨な虐待事件が相次ぐなか、県警が刑事事件として扱った児童虐待事件は23件で前の年と比べて12件増加しています。
この中で暴行や傷害が14件で最も多く全体の6割を占めています。
県警は、児童虐待は児童が自ら助けを求めるのは難しく、長期化や深刻な被害につながる可能性が高いとしています。
そのため、子どもの泣き声が聞こえたり夜間で一人で歩いていたりするなど「児童虐待かもしれない」と感じたらちゅうちょすることなく、警察や児童相談所に通報してほしいと呼びかけています。
県警のまとめによりますと、今年に入ってから6月までの半年間で県内で確認された児童虐待の件数は279件でした。
県警が統計を取り始めた2000年(平成12年)以降、上半期で最も多かったのは2023年の270件で、そこから9件増えて過去最多を更新しました。
虐待の種類を見てみますと、言葉による脅しや無視、子どもの目の前で家族に暴力をふるったり、きょうだいと比べて差別的な扱いをするなどの「心理的虐待」が167件で最多、全体の6割を占めました。
次いで身体的虐待が83件、育児放棄などのネグレクトが28件、性的虐待が1件となっています。
虐待が増加傾向にある要因として県警は、児童虐待防止法などの改正で子どものしつけと称した体罰も全面的に禁止されるなど通報意識の高まりを挙げています。
全国的にも児童に対する悲惨な虐待事件が相次ぐなか、県警が刑事事件として扱った児童虐待事件は23件で前の年と比べて12件増加しています。
この中で暴行や傷害が14件で最も多く全体の6割を占めています。
県警は、児童虐待は児童が自ら助けを求めるのは難しく、長期化や深刻な被害につながる可能性が高いとしています。
そのため、子どもの泣き声が聞こえたり夜間で一人で歩いていたりするなど「児童虐待かもしれない」と感じたらちゅうちょすることなく、警察や児童相談所に通報してほしいと呼びかけています。
