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JR宇都宮駅西口周辺 整備基本計画の素案示す 今秋に策定・公表

宇都宮市は1日、LRT・ライトラインのJR宇都宮駅西側延伸を見据えた駅西口周辺の整備について、基本計画の策定に向けた会合を開き、これまでに出された意見を踏まえた計画の素案を示しました。

この会合は、JR宇都宮駅西口周辺地区のあり方について官民一体で話し合い、整備に向けた基本計画をまとめようというものです。学識経験者や交通事業者、栃木県や関係団体などおよそ20人が出席しました。

7回目の開催となった今回は、これまでに出された意見を踏まえて市がまとめた駅前広場の整備や、周辺地区の土地利用についての計画の素案が示されました。

駅前広場の整備では、公共交通機関と一般車の導線を分けて交通を円滑にすることや、歩行者が安全に移動できるようにすることを基本とした整備方針が挙げられました。出席した委員からは「雨天時や熱中症対策のために通路に屋根がほしい」「自転車の導線も考えるべき」などの意見が出ました。

市は、今回の意見を踏まえ整備基本計画案を策定し、パブリックコメントを募集したのち、秋には整備基本計画を公表する予定です。今後はその計画に基づいて、駅前広場の整備内容を具体化する施設設計などについて議論する会合を年内にも開いて検討を進めるとしています。

この会合の会長で早稲田大学理工学術院の森本章倫教授は「これまで議論を重ねた内容が、関係機関と調整してようやく一つの方向性を見出したということで、ほっとしている」と話しました。
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