×
Menu
とちテレHOME

栃木の今が分かる!!NEWS 栃木の今が分かる!!NEWS

県内ニュース

JA全農とちぎ コメ「概算金」追加支払いへ 集荷競争激化

コメを出荷した生産者に一時的に前払いする2025年の「概算金」について、JA全農とちぎは9日、8月に定めた金額に上乗せする形で、追加の支払いを行う方針を決めたことがわかりました。

コメの「概算金」は、JAグループがコメを生産者から集荷するときに一時的に前払いするお金で、店で売られる新米の価格に影響します。

JA全農とちぎが8月に栃木県内各地の農協に伝えた概算金は、県の主力品種である「コシヒカリ」で60キロあたり2万8千円と現在の算出方法になった2008年のコメ以降、最高額になりました。
※前年比:1万1千700円高

この「コシヒカリ」の概算金についてJAでは9日、60キロあたり追加で3千円を支払う方針が示されたということです。

これにより追加分を合わせた「コシヒカリ」概算金は、3万1千円になる見通しです。

概算金の追加支払いの背景についてJAの担当者は、高温や水不足などでコメの作柄に対する不安感が高まったことで、JAグループ以外の業者との集荷競争が加熱していることを挙げ、「取引先への安定供給を第一に考えた」と話しています。
画像1