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茂木敏充氏(衆議院栃木5区選出) 自民党総裁選挙への出馬を正式表明 国会内で会見

衆議院栃木5区選出の自民党の茂木前幹事長は10日、国会内で記者会見を開き、総裁選挙への出馬を正式に表明しました。

「結果を出す。逆境を乗り越える。困難な使命を私に担わせていただき、次の世代にバトンをしっかり引き継いでいく。私のすべてをこの国に捧げたいと思っています」

茂木氏はこのように述べ、自民党の総裁選挙への立候補を表明しました。総裁選挙に立候補を正式に表明したのは茂木氏が初めてです。

「日本には、資金も人材も技術、すべて整っています。ただ、それが生かしきれていないのは政治の責任です。つまり、今の自民党がダメだからです。この状況を転換するには、私は前例主義や、これまでの慣習から脱却をし、霞が関に頼り切った政治を終わらせます」

茂木氏は、目標として2年以内に日本経済の再生の道すじを作ることを掲げました。具体的な政策として、物価高を上回る賃上げを定着させるまで、地方が地域ごとの異なる課題に応じて自由に使える数兆円規模の「生活支援特別地方交付金」の創設を挙げました。

また、AI、半導体などの成長産業の拠点を地方に集積することで、東京への一極集中や賃金格差を是正していくとしました。

次の時代を担う準備に向けては、若手や女性を積極的に登用し「ベストチームで結果を出すことで国民からの期待を取り戻す」と述べました。

そして、少数与党となっている現状から、政策を前に進めるための「安定政権の確立」については、「エネルギー政策や憲法などの基本政策が一致できる政党と新たな連立の枠組みを追求し政権基盤を固めていく」とし、具体的に日本維新の会や国民民主党を挙げました。

茂木氏は69歳。衆議院議員11期目で、これまで党の幹事長や外務大臣などの要職を務めてきました。去年行われた前回の総裁選にも出馬し、得票は9人中6番目でした。

栃木県内では、自民系の県議会議員による茂木氏を支援する会が11日にも立ち上がる見通しです。

総裁選挙には茂木氏のほか、高市前経済安全保障担当大臣と林官房長官、小林元経済安保大臣が出馬の意向を固めていて小泉農林水産大臣も出馬を摸索しています。総裁選挙は9月22日に告示、国会議員の投票は10月4日に行われます。