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橋の上にいた男子高校生を保護 会社員の男性に感謝状 日光警察署

日光市の橋のたもとに立っていた男子高校生に声をかけて保護した52歳の会社員の男性に日光警察署から12日、感謝状が贈られました。

感謝状を贈られたのは日光市の会社員、榎本高明さん・52歳です。榎本さんは8月22日の夕方、日光市の橋のたもとに立っていた男子高校生を見つけて声をかけ、日光警察署まで高校生を送り届けました。

(榎本高明さん)「仕事から帰る途中、一人で立っていた少年がいて、一旦通り過ぎたがもう一度引き返して声をかけた。バスが走っている時間でもないのでおかしいなと思って、車に乗せて警察署に来ました」

大きなリュックを背負い制服姿だったちいう高校生は榎本さんの車の中で、夏休みの講習を抜け出し、電車やバスを乗り継いでここまで来たなどと打ち明け、警察署に着くと涙を流したということです。

仕事で川俣地区の現場に行くため毎日、この橋を通っていたという榎本さんは「勇気がいりましたが手助けできるのであればこれからも声をかけていきたい」と話していました。

(日光警察署・泉田康行署長)「おかしいな、変だなと思っても声をかけるのは勇気がいること。どちらかというと関わりたくない、誰かがやってくれるということで見過ごしてしまうことがあってもおかしくないが、そこで声をかけてくれたのが大きな功労。今回の少年はまだまだ将来がある。踏みとどまって将来にいかしてもらえればと思います」