【那須烏山市長選挙】投開票まで1カ月 現職・新人あわせて4人が立候補を表明 合併以来最多
任期満了に伴う那須烏山市の市長選挙の投票まで、ちょうどあと1カ月です。これまでに現職と新人3人のあわせて4人が立候補を表明していて、2005年に合併して今の市になってから最も多くなる見通しです。
那須烏山市の市長選挙に立候補を表明しているのは、現職で自民党推薦の川俣純子氏(64)、いずれも無所属・新人で、前の市議会議長の青木敏久氏(62)、会社役員の佐々木豊氏(60)、元参議院議員公設秘書の小川雅幸氏(56)の4人です。
【川俣純子氏】
川俣氏は市議会議員2期目の途中、2017年の市長選挙に立候補して初当選。前回は無投票で再選し、今回3期目の当選を目指します。
出馬会見では、市の庁舎をJR烏山駅周辺に新築する構想が固まり「形になるようスピード感を持ち、市の活性化を進める」と主張。2019年の東日本台風で被災した地区の防災集団移転やJR烏山線の存続など、「山積している問題を解決させてほしい」と市政の継続を訴えています。川俣氏は「市を良くするために、発展できる、未来を語れるような市になっていくよう、議会や市民と一緒に考えてまちづくりを進めていきたい」と意気込みました。
【青木敏久氏】
青木氏は那須烏山市出身。2018年の市議会議員選挙で初当選し、2期目の去年5月に議長に就任。市長選挙出馬のため、17日に議長を辞職しました。青木氏は「市民に閉塞感や出遅れ感、諦め感がまん延している」と、今の市政を批判。ここで立ち上がらなければ変わらないと出馬を決めました。
防災集団移転事業にスピードアップして取り組むことや、まちの理念や目指す姿をまとめた市民憲章を制定に取り組むとしています。「地域を良くしたいという思いがある。新庁舎や防災集団移転など市に山積している課題を一つ一つ、解決に向けていきたい」と話しました。
【佐々木豊氏】
宇都宮市出身の佐々木氏は、那須烏山市と大田原市のステーキ店で統括支配人を務めています。客と接する中で、様々な声を聞いてきたといい、その声にこたえるために出馬を決めました。
人口増加や財政を豊かにすることなど3つの重点政策を掲げ、薬代の削減や市民の健康寿命を伸ばす事業に真っ先に取り組む考えです。市の新しい庁舎については、予算や規模、経済効果などを踏まえて必要性を議論するとしています。
「280万人のお客様を相手にしてきた。その経験から、市民が烏山市を好きになるよう、なにかアドバイスができるのではないか。フィードバックできるのであればと、挑戦したいと思った」と語りました。
【小川雅幸氏】
小川氏は、那須烏山市出身。元参議院議員の公設秘書で、現在は東京都にある公益社団法人「国際経済交流協会」の政策室長を務めています。
人口減少を市の最大の課題と指摘し、「移住定住策など、成功している市町村を参考に少しでも抑えたい」と主張しています。働き口の確保のため、市に縁のある企業誘致などを挙げ、市の新しい庁舎にかかる建設費をまずは活性化策に充てるべきだとしています。
「市が消滅可能性自治体といわれるようになり、寂しい気がした。市外を見てきたのは自分の強み。活気ある街を少しでも取り戻したい」としています。
那須烏山市長選挙は、10月12日に告示され、19日に投開票が行われます。
那須烏山市の市長選挙に立候補を表明しているのは、現職で自民党推薦の川俣純子氏(64)、いずれも無所属・新人で、前の市議会議長の青木敏久氏(62)、会社役員の佐々木豊氏(60)、元参議院議員公設秘書の小川雅幸氏(56)の4人です。
【川俣純子氏】
川俣氏は市議会議員2期目の途中、2017年の市長選挙に立候補して初当選。前回は無投票で再選し、今回3期目の当選を目指します。
出馬会見では、市の庁舎をJR烏山駅周辺に新築する構想が固まり「形になるようスピード感を持ち、市の活性化を進める」と主張。2019年の東日本台風で被災した地区の防災集団移転やJR烏山線の存続など、「山積している問題を解決させてほしい」と市政の継続を訴えています。川俣氏は「市を良くするために、発展できる、未来を語れるような市になっていくよう、議会や市民と一緒に考えてまちづくりを進めていきたい」と意気込みました。
【青木敏久氏】
青木氏は那須烏山市出身。2018年の市議会議員選挙で初当選し、2期目の去年5月に議長に就任。市長選挙出馬のため、17日に議長を辞職しました。青木氏は「市民に閉塞感や出遅れ感、諦め感がまん延している」と、今の市政を批判。ここで立ち上がらなければ変わらないと出馬を決めました。
防災集団移転事業にスピードアップして取り組むことや、まちの理念や目指す姿をまとめた市民憲章を制定に取り組むとしています。「地域を良くしたいという思いがある。新庁舎や防災集団移転など市に山積している課題を一つ一つ、解決に向けていきたい」と話しました。
【佐々木豊氏】
宇都宮市出身の佐々木氏は、那須烏山市と大田原市のステーキ店で統括支配人を務めています。客と接する中で、様々な声を聞いてきたといい、その声にこたえるために出馬を決めました。
人口増加や財政を豊かにすることなど3つの重点政策を掲げ、薬代の削減や市民の健康寿命を伸ばす事業に真っ先に取り組む考えです。市の新しい庁舎については、予算や規模、経済効果などを踏まえて必要性を議論するとしています。
「280万人のお客様を相手にしてきた。その経験から、市民が烏山市を好きになるよう、なにかアドバイスができるのではないか。フィードバックできるのであればと、挑戦したいと思った」と語りました。
【小川雅幸氏】
小川氏は、那須烏山市出身。元参議院議員の公設秘書で、現在は東京都にある公益社団法人「国際経済交流協会」の政策室長を務めています。
人口減少を市の最大の課題と指摘し、「移住定住策など、成功している市町村を参考に少しでも抑えたい」と主張しています。働き口の確保のため、市に縁のある企業誘致などを挙げ、市の新しい庁舎にかかる建設費をまずは活性化策に充てるべきだとしています。
「市が消滅可能性自治体といわれるようになり、寂しい気がした。市外を見てきたのは自分の強み。活気ある街を少しでも取り戻したい」としています。
那須烏山市長選挙は、10月12日に告示され、19日に投開票が行われます。