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大阪・関西万博に登場 栃木市在住「指で描く」墨絵師 個展

大阪・関西万博にも登場した栃木市在住で指で絵を描く墨絵師の個展が宇都宮市内で開かれています。

宇都宮市川田町の「植木鋼材」では墨絵師の荒川しゅう(風へんに叟)さんの作品約70点が展示されています。

荒川さんは佐野市生まれで現在は栃木市在住です。筆を使わず指で描く中国古来の「指墨」という手法を伝承する国内では珍しいハンドドローイングの墨絵作家です。

6月、大阪・関西万博に栃木県のブースが出展した際にはオープニングセレモニーでキーメッセージの「山水共里」の文字を書き上げるパフォーマンスを披露しました。

今回は荒川さんと植木鋼材が2025年2月から共同制作した作品が、世界平和芸術協会展で世界平和芸術文化協会賞を受賞したことから実現しました。

作品は荒川さんの代表作「朱雀乱舞」をもとにデザインされたもので、3色のプレートを重ねることで、墨特有の濃淡を表現しています。

会場には荒川さんがこれまで手がけた作品のほかに、植木鋼材と制作したアクセサリーやかんざしなどグッズも置かれています。

(墨絵師 荒川しゅうさん)
「日本の墨文化とものづくり技術を残していきたいと思い作品展を開催した」

個展は21日まで開かれています。