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力士に扮した氏子が子どもを抱えて土俵入り 健やかな成長願う「泣き相撲」 鹿沼市   

鹿沼市の神社で21日、子どもたちの健やかな成長を願う「泣き相撲」が行われ、かわいらしい泣き声が境内に響きました。

鹿沼市樅山町の生子神社で行われた泣き相撲は「泣く子は育つ」という縁起をかつぎ子どもの健やかな成長を願う伝統行事で、国の選択無形民俗文化財に指定されています。

始まりは、江戸時代末期に、地方巡業で訪れた力士が、神社の由来となった亡くなった子どもが蘇ったという伝承を聞いて、子どもを抱き上げて祝ったことと伝えられています。

力士に扮した氏子が子どもを抱えて東西から土俵入り。「健やかに育ってほしい」、「親を大切にしてほしい」という願いを込めながら3回高く持ち上げると子どもたちは、大声で泣いたり、無表情で固まってしまったり様々な反応を見せていました。

21日は県内外からおよそ800人が参加し、境内は、元気な子どもたちの姿で賑やかな雰囲気に包まれました。

(参加した人は)
「小さい頃から住んでいて参加したことがったので、娘もできてよかった。 優しくて、芯を持った子になってほしい」
「すぐ泣いてしまったが、最後まで頑張ってくれた。これから大変なこともあると思うが、笑って過ごしてほしい」