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災害時の通信障害に備え衛星通信を導入 宇都宮市が18施設で活用へ通信テスト

能登半島地震により、広い範囲で通信障害が起きたことを受け、宇都宮市は衛星通信サービスを導入し30日、災害時の避難所で設置・通信テストを行いました。

宇都宮市は防災計画の見直しを行い、災害時の通信環境を確保するため、アメリカのスペースX社の衛星通信サービス「スターリンク」を導入しています。スターリンクはインターネットサービスの一つで、通信が困難な場所や通話環境が整備されていない山間地などでも、インターネットが活用できます。

去年1月の能登半島地震では、通信ケーブルの切断などにより、広い範囲で携帯電話が使えなくなったため、市は大規模災害の際に避難拠点となる地区市民センターなど18か所での活用を進めています。

この日は富屋地区市民センターで、設置場所の確定作業と通信テストの訓練を行いました。担当者が建物や樹木といった障害物がなく、人の出入りが少ないなどの条件に合う場所を選び、専用のアプリで適性を調べました。そして、アンテナやルーターを設置して、正常に通信できるかを確認した後、設置場所を決めました。

宇都宮市は年内に全ての施設での作業を終える予定で、スターリンクの設置場所を避難所のレイアウトに明示することにしています。