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「軍都宇都宮」の軌跡たどる 終戦80年で企画展開催 宇都宮

軍の都「軍都」と呼ばれた宇都宮の戦前、戦後の歩みを振り返る企画展が6日から、宇都宮城址公園の清明館で始まりました。

企画展「終戦80年軍都宇都宮の終焉」は、宇都宮が軍都として歩んだ歴史とその終わりを振り返り、戦争の記憶を次の世代へとつないでいこうというものです。1907年(明治40年)に旧日本陸軍の第14師団の駐屯地が置かれる前後の時期や終戦時の宇都宮の様子を資料やパネル写真など、およそ70点で紹介しています。

中でも、今回初めて公開された1945年7月の宇都宮大空襲で焼けたシンボルロード沿いに現存する大イチョウの枝が目をひきます。これは黒く焦げた跡が残る剪定で切り落とされた枝で、戦争の無残さを今の時代に伝えています。

また戦災で焼けた当時の大イチョウの白黒写真を、デジタル技術でカラー化した写真も初めて展示されています。色付けされたことにより、大イチョウの周りにある建物が鮮明に分かるようになりました。

満州事変、日華事変、そして軍備拡大から軍事国家の終焉への移り変わりが海外、宇都宮、国内と分けてパネルで説明されています。

企画展「終戦80年軍都宇都宮の終焉」は、12月26日まで開かれています。