栃木県議会通常会議が閉会 約68億円の補正予算案など可決 「議会あり方検討会」を設置
県議会の第408回通常会議は9日最終日を迎え、アメリカの関税措置や物価高対策などに対応するおよそ68億円に上る9月補正予算案などを可決して閉会しました。
県の9月補正予算案は総額で68億6千140万円に上り、物価高を受けての学校給食の食材費やフードバンクへの支援策などが盛り込まれています。
このうち、アメリカのトランプ政権の関税措置により、減産などの影響が心配される県内の中小企業者に対し県経営支援課は新たに「緊急対策資金」を創設します。10日の保証申し込み分から適用されます。
また、宇都宮市が進めるLRTのJR宇都宮駅の西側延伸計画に合わせて、東武宇都宮線への乗り入れの可能性を探る基礎調査の費用なども計上されていて、採決の結果、補正予算案を含む県から提出された23の議案などを可決して閉会しました。
また、福田富一知事は新年度当初予算案の編成について県の見込みで2029年まで100億円前後の財源不足が続くとして徹底した歳出の見直しで財源確保を図っていくと述べました。
その他、本会議で設置が決まった、議員定数や選挙区割りなどを協議する「議会あり方検討会」の1回目の会合が開かれ、会長に岩崎信議員、副会長に阿部寿一議員が就くことが決まりました。次の会合は11月19日に行われ、特に選挙の投票率の低さが目立つ若い世代などに対する主権者教育について意見交換する予定です。
県の9月補正予算案は総額で68億6千140万円に上り、物価高を受けての学校給食の食材費やフードバンクへの支援策などが盛り込まれています。
このうち、アメリカのトランプ政権の関税措置により、減産などの影響が心配される県内の中小企業者に対し県経営支援課は新たに「緊急対策資金」を創設します。10日の保証申し込み分から適用されます。
また、宇都宮市が進めるLRTのJR宇都宮駅の西側延伸計画に合わせて、東武宇都宮線への乗り入れの可能性を探る基礎調査の費用なども計上されていて、採決の結果、補正予算案を含む県から提出された23の議案などを可決して閉会しました。
また、福田富一知事は新年度当初予算案の編成について県の見込みで2029年まで100億円前後の財源不足が続くとして徹底した歳出の見直しで財源確保を図っていくと述べました。
その他、本会議で設置が決まった、議員定数や選挙区割りなどを協議する「議会あり方検討会」の1回目の会合が開かれ、会長に岩崎信議員、副会長に阿部寿一議員が就くことが決まりました。次の会合は11月19日に行われ、特に選挙の投票率の低さが目立つ若い世代などに対する主権者教育について意見交換する予定です。