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「全国都市問題会議」宇都宮で県内初開催 佐藤市長が自治体関係者約1800人にまちづくり紹介

全国の市長などが集まり、都市の抱える問題などついて議論を交わす、栃木県内で初となる会議が9日、宇都宮市で開幕しました。

この「全国都市問題会議」は、都市の抱える問題や行政課題の解決に向けて議論を深めようと、全国市長会などの主催で毎年、全国各地の市で開かれているものです。県内で初開催となり、800を超える全国の市長や特別区長、有識者などおよそ1800人が集まりました。

会議では9日・10日の2日間「成熟社会の都市のかたち〜コンパクトで持続可能なまちづくり〜」をテーマに議論が交わされます。

ホストを務める宇都宮市の佐藤栄一市長は講演で、市が目指す、人口減少社会でも持続可能な「ネットワーク型コンパクトシティ」の形成について紹介しました。

(佐藤栄一市長)
「(街を)複数のコンパクトなエリアにしあげていきます。そのエリア内には病院やスーパー、銀行など、日常生活に必要なものを必ずそろえます。自分が住むコンパクトな街からわざわざ外に出なくとも365日日常生活ができる街です」

そして実現のためにはライトラインをメインとした公共交通による新たな都市構造が必要などと説明しました。

(佐藤市長)
「今、我々の時代であればできることを次の世代のために作ってあげること。これが私たちの責任と義務だと思います。皆さんで一緒に次の世代のために頑張りましょう」

会議に参加した、愛知県春日井市の石黒直樹市長は「将来の子どもたちのために街をつくる、そのために今がある。素晴らしい考えだと思いました」と述べ、愛知県の豊田市議会議員・岡田耕一市議は「コンパクトシティ同士をつなぐまちづくりも必要だと思いますし、そういったものを2日間で勉強したい」と話しました。

全国都市問題会議は10日まで開かれ、10日は研究者や鳥取県の市長などによるパネルディスカッションが行われます。
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