「一粒でも残してはならぬ」…子日光・生岡神社で子供強飯式 小学生が山伏と強力に扮し無病息災など祈る
子どもが山伏と強力に扮して、大人に山盛りのご飯を無理やり食べさせ無病息災や豊作を祈る伝統行事が25日、日光市の神社で行われました。
日光市の生岡神社で行われた「子供強飯式」は明治時代から続く伝統行事で、市の無形民俗文化財に指定されています。
ことしは日光小学校6年生の小澤崇史さんが山伏に扮し、家来の強力役は同じく日光小学校6年生の大向諒汰さんが務めました。
太鼓の合図で現れた山伏が、山盛りのご飯を前にした「頂戴人」と呼ばれる大人に向かって口上を述べます。
(山伏役)「こりゃ、御新役、当山の作法七十五杯つかつかおっとりあげてのめそう。ただし、料理が望みか、強力をもって責む。やい強力、料理をもてぇ」
すると呼ばれた強力が床を踏み鳴らしながら登場します。
(強力役)「こりゃ、中宮祠の木辛皮、寂光の青山椒、お花畑の唐辛子、生岡神社の生大根、諸所の名産よせての御馳走、一杯二杯にあらず、七十五杯つかつかおっとりあげてのめそう」「一粒でも残してはならぬ」
一組目の頂戴人は小澤さんと大向さんの父親が務め、息子たちからご飯を残さず食べるよう責め立てられていました。
(山伏をつとめた崇史さんの父・小澤暁史さん)「立派に堂々と演じてくれたとほっとしています」
(強力をつとめた諒汰さんの父・大向宏岳さん)「貴重な体験だったので非常に嬉しく思いますし、子どもが少なくなっている時代なので、できればなくさずに続けていってもらえれば」
また強飯式に続いて頂戴人の口に里芋を押し込む「お飯食」や、木彫りの馬の頭をつけた竹の棒にまたがりながら回る「春駒」が行われました。
(山伏役・日光小学校6年 小澤崇史さん)「最初は緊張したけど、すごく楽しかったです。最後の口上や回る場面は苦労しました」
(強力役・日光小学校6年 大向諒汰さん)「約1カ月間練習してきて、その成果を出せたなと思います。この先も歴史が続くように頑張ってほしいと思います」
訪れた人たちはユニークな神事を写真に収めたり、風邪をひかないと言われる里芋をほおばったりして健康などを願っていました。
日光市の生岡神社で行われた「子供強飯式」は明治時代から続く伝統行事で、市の無形民俗文化財に指定されています。
ことしは日光小学校6年生の小澤崇史さんが山伏に扮し、家来の強力役は同じく日光小学校6年生の大向諒汰さんが務めました。
太鼓の合図で現れた山伏が、山盛りのご飯を前にした「頂戴人」と呼ばれる大人に向かって口上を述べます。
(山伏役)「こりゃ、御新役、当山の作法七十五杯つかつかおっとりあげてのめそう。ただし、料理が望みか、強力をもって責む。やい強力、料理をもてぇ」
すると呼ばれた強力が床を踏み鳴らしながら登場します。
(強力役)「こりゃ、中宮祠の木辛皮、寂光の青山椒、お花畑の唐辛子、生岡神社の生大根、諸所の名産よせての御馳走、一杯二杯にあらず、七十五杯つかつかおっとりあげてのめそう」「一粒でも残してはならぬ」
一組目の頂戴人は小澤さんと大向さんの父親が務め、息子たちからご飯を残さず食べるよう責め立てられていました。
(山伏をつとめた崇史さんの父・小澤暁史さん)「立派に堂々と演じてくれたとほっとしています」
(強力をつとめた諒汰さんの父・大向宏岳さん)「貴重な体験だったので非常に嬉しく思いますし、子どもが少なくなっている時代なので、できればなくさずに続けていってもらえれば」
また強飯式に続いて頂戴人の口に里芋を押し込む「お飯食」や、木彫りの馬の頭をつけた竹の棒にまたがりながら回る「春駒」が行われました。
(山伏役・日光小学校6年 小澤崇史さん)「最初は緊張したけど、すごく楽しかったです。最後の口上や回る場面は苦労しました」
(強力役・日光小学校6年 大向諒汰さん)「約1カ月間練習してきて、その成果を出せたなと思います。この先も歴史が続くように頑張ってほしいと思います」
訪れた人たちはユニークな神事を写真に収めたり、風邪をひかないと言われる里芋をほおばったりして健康などを願っていました。
