迫りくるクマ 緊迫の一部始終 仕留めた後に手震えた ハンターが語る
鹿沼市で70代の男性がクマに襲われ大けがをした人身事故で現場に駆け付け、駆除したハンターが被害者の救出から銃の引き金を引くまでの緊迫の瞬間を語りました。
11月23日の正午前、鹿沼市上永野の民家の庭先で住人の74歳の男性がクマに襲われ顔や上半身に大けがをしました。この周辺は山に囲まれ、付近でイノシシを見かけることはありましたが、山際には野生動物の侵入を防ぐための柵が設置されていてこれまでクマが家の敷地の中に入ってくることはありませんでした。
クマを駆除した41歳の男性ハンターです。当日は、仲間とシカの狩猟を終え、休憩所に集まっていた所、近くでクマが出没したという連絡を受けました。仲間5、6人とともにすぐさま、その場所に向かいましたがこの時、複数のクマがいるかもしれないという情報だけで詳しい状況は分かっていませんでした。
男性「被害者いると思わなかった。クマがどこにいるか分からず銃を構えながら
声かけた。被害者は『頭の骨削られた』」
男性らは住宅から少し離れた山の中にいるクマを発見しました。しかし、クマと対峙した男性は、一発目の弾を命中させることはできませんでした。
男性「もの凄い速さで向かってきた。後ずさりしながら二発、三発・・・。
4発目でようやく倒れ、あと一歩近づかれていたらやられていた」
4発目の弾は、クマの頭蓋骨を貫いていました。ハンターになって8年、クマを撃ったのは初めてでした。仕留めたクマは、体長110センチ、体重70キロほどのメスの成獣で胃の中から、シカと見られる動物の肉が出てきたということです。
栃木県自然環境課によりますと、クマに人が襲われた事案は今年度4件にのぼり、記録がある2008年度以降、13年度と17年度と並び過去最多となっています。(
11月23日の正午前、鹿沼市上永野の民家の庭先で住人の74歳の男性がクマに襲われ顔や上半身に大けがをしました。この周辺は山に囲まれ、付近でイノシシを見かけることはありましたが、山際には野生動物の侵入を防ぐための柵が設置されていてこれまでクマが家の敷地の中に入ってくることはありませんでした。
クマを駆除した41歳の男性ハンターです。当日は、仲間とシカの狩猟を終え、休憩所に集まっていた所、近くでクマが出没したという連絡を受けました。仲間5、6人とともにすぐさま、その場所に向かいましたがこの時、複数のクマがいるかもしれないという情報だけで詳しい状況は分かっていませんでした。
男性「被害者いると思わなかった。クマがどこにいるか分からず銃を構えながら
声かけた。被害者は『頭の骨削られた』」
男性らは住宅から少し離れた山の中にいるクマを発見しました。しかし、クマと対峙した男性は、一発目の弾を命中させることはできませんでした。
男性「もの凄い速さで向かってきた。後ずさりしながら二発、三発・・・。
4発目でようやく倒れ、あと一歩近づかれていたらやられていた」
4発目の弾は、クマの頭蓋骨を貫いていました。ハンターになって8年、クマを撃ったのは初めてでした。仕留めたクマは、体長110センチ、体重70キロほどのメスの成獣で胃の中から、シカと見られる動物の肉が出てきたということです。
栃木県自然環境課によりますと、クマに人が襲われた事案は今年度4件にのぼり、記録がある2008年度以降、13年度と17年度と並び過去最多となっています。(
